処理能力が2倍以上向上した、スリムな産業用コンピュータ:FAニュース
東芝インフラシステムズは、スリム型産業用コンピュータシリーズの新モデル「FA2100T model 600」を発売した。長期の供給、保守サービスに対応し、従来機種に比べて処理能力が2倍以上向上している。
東芝インフラシステムズは2019年1月29日、スリム型産業用コンピュータシリーズの新モデル「FA2100T model 600」を発売した。
FA2100T model 600は、産業用コンピュータに求められる、24時間連続稼働に対応する。CPUにIntel Celeronプロセッサ G3900TE(2.3GHz/2コア)を採用。従来機種に比べて、処理能力が2倍以上向上した。
ストレージやメモリも大容量化した。メインメモリはDDR4 SDRAMで、最大8GBまで搭載できる。また、シングルビットエラーの検出や訂正をするECC機能により、システムが安定して稼働する。イーサネットインタフェースは3ポートを標準搭載した。
さらに、産業システムで必要となるRS-232Cインタフェースを2ポート、拡張スロットはPCIeを2スロット、PCIを1スロット標準搭載する。OSは最新のWindows10 IoT EnterpriseとWindows7をサポートしており、システムを円滑に移行できる。
セキュリティ機構も強化した。本体ロック金具やワイヤロックを取り付けるためのセキュリティスロットで本体の盗難を防ぎ、内部へのアクセスを遮断する。
最小限の機器構成を選べるレスオプションも用意する。供給・保守サービスは長期にわたり、同一機種を販売開始後5年間(2024年1月まで)供給し、販売終了後も継続して7年間(2031年1月まで)保守対応する。3年延長の有償オプションを選択すれば、最大10年間(2034年1月まで)の保守サービスが受けられる。
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