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自律走行型デリバリーロボットを活用した検体・薬剤搬送の実証実験:医療機器ニュース
NECネッツエスアイは、デリバリーロボット「Relay」を使った検体・薬剤の搬送の実証実験を聖マリアンナ医科大学病院で実施する。デリバリーロボットによる搬送で、医療従事者の搬送業務の負担軽減に効果があるかなどを検証する。
NECネッツエスアイは2018年12月17日、デリバリーロボット「Relay(リレイ)」を使った検体・薬剤の搬送の実証実験を実施すると発表した。同月16日〜2019年1月11日にかけて、聖マリアンナ医科大学病院で実施する。
Relayは、米国のSaviokeが開発。各種センサーにより、混雑した場所でも人や障害物を回避しながら自律走行できる。本体ディスプレイ上で番号を入力するだけで搬送指示ができ、エレベーターの操作も可能だ。現在、物流やホテル、オフィスビルなど、70以上もの施設に配置展開、あるいは展開が予定されている。
実証実験では、医療現場でデリバリーロボットが検体・薬剤を搬送することで、医療従事者の搬送業務の負担軽減につながるかを検証する。また、今回新たにRFID(非接触型の自動認識技術)カード認証によるロック機能を搭載。RFID認証による開閉や、ログ管理による搬送品の安全性と品質確保の向上が見られるかを検証する。施設内やエレベーターの走行で、病院利用者などのストレスにならないかも確認する。
同社は、今回の実証実験で得られた課題を基に、病院・介護施設における医療品や検体など秘匿性の高い搬送用途に対応するため、さらなる機能拡張を図る予定だ。
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