ニュース
イギリスの医療機器ベンチャーを買収、末梢動脈ステントを事業化:医療機器ニュース
大塚メディカルデバイスは、イギリスの医療機器ベンチャーVeryan Medicalを買収した。今後は共同で、血管内に旋回血流をもたらす末梢動脈ステント「BioMimics 3D」の事業化を進めていく。
大塚メディカルデバイスは2018年12月13日、イギリスの医療機器ベンチャーVeryan Medical(ヴェリアン)を買収したと発表した。今後は共同で、血管内に旋回血流をもたらす末梢動脈ステント「BioMimics 3D」の事業化を進め、血管内治療領域に注力していく。
ヴェリアンが大塚メディカルデバイスグループになったことで、両社は協力して、より強固なBioMimics 3Dの臨床データパッケージを構築する。なお、ヴェリアンは、2018年10月に米国FDA(食品医薬品局)より同ステントの市販前承認を取得している。
大塚メディカルデバイスでは、ヴェリアンのステント技術を同社の戦略の中に位置付け、共同で事業化と製品開発を進めるとしている。
*** 一部省略されたコンテンツがあります。PC版でご覧ください。 ***
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
関連記事
- 国内AIベンチャーに有望株、パスタ盛り付けや再生医療細胞の品質管理などを支援
NEDOは2018年8月8日、政府の「人工知能技術戦略」に基づくAIベンチャー支援事業の一環として、全国30件の応募からコンテスト形式で選定した6件の研究テーマを採択したと発表した。採択が決定した各委託予定先のベンチャー企業は、2018〜2019年度まで最大2年間の研究開発を実施する。 - 次世代型補助人工心臓の開発へ、医療機器ベンチャー企業を買収
帝人が、補助人工心臓を開発するメドテックハートを買収すると発表。株式譲渡契約により、帝人はメドテックハートが開発を進める体外型補助人工心臓「MT-Mag」の日本および海外での承認取得、販売に向けて、本格的な取り組みを開始する。 - 米国ベンチャー発、子どもや高齢者を“みまもる”ウェアラブル機器
CareProductの腕時計型/ブレスレット型ウェアラブル機器は、立っている、横になっているといった、ユーザーの行動パターンをモニタリングする。ビーコンと組み合わせて使うことで、ユーザーがいつもとは異なる場所で異なる行動パターンを取っていた場合、アラートが発信される。カメラを使用しないので、プライベートに配慮したみまもりシステムが構築できるとしている。 - 「世界初」空気圧で滑らかに動く手術ロボット、大学発ベンチャーが発売
大学発ベンチャーで先進医療機器を開発するリバーフィールドが、小型・軽量で操作性に優れた内視鏡ホルダーロボット「EMARO(エマロ)」を発表。人間のように柔らかな操作が行える空気圧制御によって、執刀医が助手の補助無しで内視鏡を思うがままに操れるという。 - シルク電極の開発と、それを基にした大学発医療系ベンチャーの設立
東北大学は、シルクを基材とした肌に優しい電極の開発に成功したと発表した。また、これを応用した医療機器を開発することで地域の活性化と発展を目指すベンチャー企業を新たに設立した。 - 次世代手術ロボットを手掛ける東工大発ベンチャー、2億円の資金を調達
東京工業大学から誕生したベンチャー企業であるリバーフィールド(RIVERFIELD)が、大手ベンチャーキャピタルのジャフコから約2億円の資金を調達した。リバーフィールドは、空気圧による高精度の制御技術を利用する次世代の手術支援ロボットの開発を手掛けている。