高硬度エクストルーダー3種と金属系PLAフィラメント2種を発売:3Dプリンタニュース
XYZプリンティングジャパンは、同社の3Dプリンタ「ダヴィンチ」シリーズ向けの高硬度エクストルーダー3種と金属系PLAフィラメント2種を発売した。
XYZプリンティングジャパンは2018年12月4日、同社の3Dプリンタ「ダヴィンチ」シリーズ向けの高硬度エクストルーダー3種と金属系PLAフィラメント2種を発売した。同社Webサイトで購入でき、価格は、例えばダヴィンチJr.Proシリーズ用の高硬度エクストルーダーが1万2800円、メタリックPLAフィラメントが6980円、カーボンPLAフィラメントが5980円だ(いずれも税別、送料込み)。
エクストルーダーは、フィラメントをプリンタヘッドに送り込む装置。今回発売された高硬度エクストルーダーは、金属系PLAフィラメント向けに開発された。一般的な真ちゅう製エクストルーダーと比較して、高い耐久性と耐摩耗性を備える。また、プリンタヘッド直結タイプのため、正確なフィラメント送りが可能だ。ダヴィンチJr.Proシリーズ(Jr.1.0 ProとJr.WiFi Pro)、ダヴィンチSuper、ダヴィンチColorに対応し、標準装備のエクストルーダーとの付け替えも容易だ。
メタリックPLAフィラメントは、銅成分を含有し、通常品よりも強度が高い。このフィラメントで銅像や骨董品、アクセサリーなどを作成すると、造形物に独特な金属感と重厚感が加わる。また、表面を磨くことで光沢のある造形物に仕上がる。
カーボンPLAフィラメントは、炭素繊維とPLAを混合させた素材で、軽量ながら強度と耐衝撃性に優れる。ラジコンやドローンの部品、スクリュープロペラ、機械パーツなど、強度を要する造形物に適しており、マットな質感が仕上がった造形物に高級感を与える。
なお、今回発売する金属系PLAフィラメントを使用する際は、高硬度エクストルーダーが必要となる(2018年10月発売のダヴィンチJr.WiFi Proは、ステンレスエクストルーダーを標準装備しているため、メタリックPLAの使用が可能)。
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