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ポメラが10周年、電子ペーパーを採用して折り畳みキーボードが復活、Kickstarterにもメカ設計ニュース(1/3 ページ)

キングジムは2018年5月15日、新製品『デジタルメモ「ポメラ」DM30』を発表した。価格は4万3000円(税別)で、同年6月8日から販売開始する。2018年度の販売目標数量は1万台だ。2016年10月に「DM200」を発売して以来、約1年7カ月ぶりの新製品登場だ。

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 キングジムは2018年5月15日、新製品『デジタルメモ「ポメラ」DM30』を発表した。価格は4万3000円(税別)で、同年6月8日から販売開始する。2018年度の販売目標数量は1万台だ。2016年10月に「DM200」を発売して以来、約1年7カ月ぶりの新製品登場だ。


DM30の実機

キーボードの開閉は観音開き式

 ポメラは「テキスト作成」が主用途である、かつてのワープロを小さくしたようなデジタル文具だ。DM200はノートPCのようなクラムシェルタイプだが、新製品はポメラの初期モデル「DM10」や「DM20」などで採用していた折りたたみ式キーボードを搭載した。今回は観音開きで開閉する機構を採用し、従来よりシンプルにすることで強度や耐久性を高めた。


キーフット

 折り畳み式の旧機種ではユーザーが使用する都度、手で引き出していたキーフット(宙に浮くキーボード両脇を支える機構)は、新製品では開閉に応じて出し入れされるばね機構になっている。キーボードのキーピッチは横17mm、縦15.5mm。


DM30の試作機(左)とDM10の実機(右)

 DM30の折りたたみ時のサイズは約156(幅)×126(奥行き)×22(高さ)mm。重量は約450g(電池は含まない)。

 電源は単三形アルカリ乾電池2本というポメラ初期の仕様を復活した。電池寿命は約20時間。一方、ディスプレイには新技術を採用し、E Inkの6インチ電子ペーパーディスプレイを使用している。従来のバックライト付き液晶ディスプレイと比較して、目の負担が少なくなるという。

 DM200で搭載した機能も搭載した。ポメラ向けに最適化された専用ATOK「ATOK for pomera」と本文編集画面の横に章構成などを表示するアウトライン機能だ。


DM200とDM30の仕様比較(出典:キングジム)

 同社は、クラウドファンディングサービス「Kickstarter」に参加し、ポメラの米国における需要調査を実施する。期間は2018年5月15日〜6月14日。Kickstarter掲載の仕様によれば、言語設定を英語にできるが、キーボード本体は日本語のものと同様であるという。米国向けの製品仕様についてはKicstarterを通じてニーズ抽出をしながら見直しを図っていくとのことだ。

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