IoTオーケストレーションサービス対応のゲートウェイ、レオパレス21が採用:組み込み採用事例
ウフルは、IoTオーケストレーションサービス「enebular」の製品ラインアップに、IoT対応ゲートウェイ「enebular Mesh Network EGRET」を加え、販売を開始。レオパレス21が初採用した。
ウフルは2018年11月8日、IoT(モノのインターネット)オーケストレーションサービス「enebular(エネブラー)」のラインアップに、IoT対応ゲートウェイ「enebular Mesh Network EGRET(エネブラー メッシュ ネットワーク エグレット)」を追加し、販売を開始した。スマートロック制御のテストベッドとして、レオパレス21が初採用している。
enebular Mesh Network EGRETは、enebularの従来機能に加え、エッジサイドにおけるIoTゲートウェイとしての機能を搭載。エッジとクラウドを一体でアプリケーションを開発し、アセットをクラウド・ゲートウェイ・デバイスへ透過的にデプロイ、最適なシステム運用をする。
レオパレス21は、スマートロック制御のテストベッドとしてenebular Mesh Network EGRETを採用。テストベッドでは、enebular Mesh Network EGRETをenebular基地局に導入し、スマートロック制御でのサービス提供時の各種課題やアプリ連携などに関する技術を検証する。
enebularはエッジデバイスとクラウドが連携するアプリケーションの開発や、さまざまなクラウドサービスを簡単に連携し、多数のデバイスが協調するIoTシステムの最適なオペレーションを支援する。また、商用展開可能なセキュリティとスケーラビリティを搭載している。
IoTオーケストレーションサービスは、IoTプラットフォームとは区別されており、IoTプラットフォームを構成するデバイスとクラウドが連携するアプリケーションの開発や機能更新、クラウドサービスとの連携やデータ利活用を簡便にするツール群となる。
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