「5Gは既に現実」、2019年から始まる商用サービス本格化に備えよ:製造業IoT(2/2 ページ)
エリクソン・ジャパンは、東京都内で「エリクソン・フォーラム2018」を開催し、次世代携帯電話通信技術である5GやIoT(モノのインターネット)の技術動向を紹介。併せて、エリクソンの戦略について説明した。
IoTネットワークの半数以上をエリクソンが実現
野崎氏の5Gの動向解説を受けて登壇したエリクソン・ジャパン 社長のマイケル・エリクソン(Mikael Eriksson)氏は、同社の事業戦略について説明した。
エリクソンが世界全体で5G関連の提携を行たt通信事業者数を42社まで増えており、日本でもNTTドコモ、KDDI、ソフトバンクの3社と提携している。また、さまざまな業界との5Gコラボレーションを進めており、45の大学や研究機関と協力する一方、22の新規事業に向けた実証実験も進めている。
既にサービスが始まっている5Gに対して、基地局をはじめとした150件の無線製品を投入しており、新製品も17種展開している。また、クラウドやネットワークの仮想化技術(NFV)の展開も広げている。また、5Gの技術で注目されているネットワークスライシングいついても、世界初となる取り組み事例をNTTドコモや、SKテレコム、ドイツテレコムなどと行っている。
エリクソン氏が「2023年に35億個が接続することになる」とするIoTについては、現時点で構築済みの大量接続が可能なIoTネットワークの半数以上をエリクソンが実現しているという。また、接続管理機能に基づくIoTアクセラレータプラットフォーム上で、デバイスやアプリケーション、サービスプロバイダーを結ぶエコシステムを構築していく方針を示した。
この他、AIや機械学習を用いたネットワークの設計や品質の最適化でも、通信キャリアと協力してさまざまな実証実験を進めているという。
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