IoTを活用したヘルメットマウント型ウェアラブル:製造マネジメントニュース
クオリカは、IoT技術を活用したヘルメットマウント型ウェアラブルデバイス「iBowQube」を発表した。同デバイスをヘルメットに装着することで、カメラやマイクをハンズフリーで操作できるようになり、現場の作業効率が向上する。
クオリカは2018年10月10日、IoT(モノのインターネット)技術を活用したヘルメットマウント型ウェアラブルデバイス「iBowQube(アイボウキューブ)」を発表した。同年11月から販売する。ハードウェアを含めた初期費用はオープン価格で、クラウドサービスの月額利用料は1台当たり2万5000円からとなる。
iBowQubeは、電子デバイスを装着するためのアタッチメント、心拍および環境センサー、カメラ、専用スマートフォンとその周辺機器、クラウド環境で構成される。
同デバイスをアタッチメントとして手持ちのヘルメットに装着することで、カメラやマイクなどをハンズフリーで音声操作できるようになる。保守業務などの現場では、作業者がマニュアルや図面を見る際にPCやタブレットを使うため、両手がふさがり作業効率の低下につながっていたが、iBowQubeはそのような課題を解決する。
コミュニケーション機能により、現場担当者がビデオ通話で管理者の指示を仰ぐことができる。管理者が現場に行かなくても、作業結果を確認できる。また、心拍データや環境データなど現場からの情報を収集して、作業者の体調や環境情報を把握する安全管理機能も提供する。
2019年秋頃には、iBowQubeのナビゲーション機能をリリースされる予定だ。さらに、同社では、電子マニュアルなどを目の前に表示する透過型スクリーンの開発を進めている。
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