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鋳造シミュレーションソフト「JSCAST」をトルコ共和国で発売:CAEニュース
クオリカは、2018年8月より、鋳造シミュレーションソフト「JSCAST」をトルコ共和国で販売開始したと発表した。今後5カ年で100社の販売を目指し、欧州や中東への販路拡大も視野に入れる。
クオリカは2018年9月11日、鋳造シミュレーションソフト「JSCAST」を同年8月よりトルコ共和国で販売開始したと発表した。今後、欧州・中東への展開を目指す。
JSCASTは、各種鋳造プロセスにおいて、溶湯が鋳型内部でどのように流れ、充填していくかを可視化するパッケージソフト。湯回り不良やガス欠陥予測精度など、優れた湯流れ解析精度を備え、鋳造品の歩留り向上および不良率の削減が見込まれる。
これまで日本国内をはじめ、中国など海外でも利用実績があり、金型設計からCAE技術支援まで現地での技術サポートに対応している。トルコ共和国は現在、自動車産業が経済をけん引しており、国内で約1200社が鋳造品を製造しているという。
同社はJSCASTのグローバル拡販に当たり、トルコ共和国の現地企業であるVALANSと代理店契約を締結。今後5カ年で100社の販売を目指し、欧州や中東への販路拡大も視野に入れ、海外事業拡大を推進するとしている。
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