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深層学習を使わない軽量AIを搭載したFPGAを開発へ人工知能ニュース

PALTEKは、ハカルスと共同で、ハカルスのAI(人工知能)エンジン「HACARUS-X(ハカルスエックス)」を搭載したFPGAとボックスコンピュータ製品の開発に着手した。学習から推測までのAI機能がエッジ端末上で可能になる。

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 PALTEKは2018年9月5日、ハカルスと共同で、ハカルスのAI(人工知能)エンジン「HACARUS-X(ハカルスエックス)」を搭載したFPGAとボックスコンピュータ製品の開発を開始したと発表した。PALTEKがハードウェアを提供し、HACARUS-Xのアルゴリズムを同年12月までにFPGAへ、2019年2月までにボックスコンピュータへ実装できる開発環境を提供する予定だ。

 HACARUS-Xは、深層学習を使わず、少ないデータから特徴を抽出するスパースモデリング技術と機械学習を組み合わせた軽量AIパッケージ。オフラインのデバイス上でも動作する。

 PALTEKは、ArmのプロセッサコアとFPGA回路を集積したXilinxの「Zynq UltraScale+ MPSoC」を提供する。並列演算用ハードウェアを実装し、少ない電力で演算処理を最適化。AI分野へカスタムハードウェアアクセラレータの導入を支援する。

 深層学習は大量の学習データを必要とし、解釈性の問題と、データアップロードによるセキュリティの問題を有し、AI導入の妨げとなっている。スパースモデリングは、少量のデータから、データ同士の因果関係の解明と解釈性の向上が期待できる技術だ。

 HACARUS-X搭載FPGAパッケージの提供により、学習から推測までのAI機能がエッジ端末上で可能になり、FA、産業機器や医療分野でのAI活用につながるとしている。

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スパースモデリングを活用した動体検知事例 出典:PALTEK

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