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SKテレコムのスマートスピーカーがFPGAベースのAIアクセラレータを採用組み込み採用事例

ザイリンクスのFPGAがSKテレコムのデータセンターのAIアクセラレータとして採用された。処理性能を確認したところ、GPUと比べて最大5倍、単位消費電力比では16倍向上していた。

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 ザイリンクス(Xilinx)は2018年8月16日、同社のFPGAがSKテレコム(SK Telecom)のデータセンターのAI(人工知能)アクセラレータとして採用されたと発表した。韓国の大規模データセンター向けAI分野において、FPGAベースのアクセラレータが採用されたのは、今回が初めてのケースとなる。

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SKテレコムのスマートスピーカー「NUGU」(右は「NUGU Mini」) 出典:ザイリンクス

 SKテレコムの自動音声認識(ASR)アプリケーションをザイリンクスの「Kinex UltraScale FPGA」が実行し、SKテレコムの音声アシスタント搭載スマートスピーカー「NUGU」において高速処理を担う。その処理性能を確認したところ、GPUと比べて最大5倍、単位消費電力比では16倍向上していた。

 ザイリンクスのFPGAは、適応性に優れ、AIや深層学習の分野でカスタムハードウェアアクセラレータをすぐに導入できる。また、CPUやGPUと比較して、低消費電力ながらも遅延の少ない、高い性能を発揮する。

 同社のFPGAアドインカードを従来のCPUのみのサーバに取り付けると、FPGAベースのアクセラレータによってASRアプリケーションサーバの総所有コストが削減する。また、ASRサーバの空いたスロットにFPGAカードを搭載することで、複数の音声サービスチャネルを容易に高速処理できる。

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