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車載ソフト開発強化のため出資、モデルベース開発の管理や技術力の向上目指す:車載ソフトウェア
ネクスティ エレクトロニクスは、車載ソフトウェアの開発強化のため、東海ソフトに出資した。モデルベース開発における開発管理や、次世代車載システムの開発技術力の向上、開発期間の短縮を目指す。
ネクスティ エレクトロニクスは2018年7月20日、車載ソフトウェアの開発強化のため、東海ソフトに出資したと発表した。モデルベース開発における開発管理や、次世代車載システムの開発技術力の向上、開発期間の短縮を目指す。
ネクスティ エレクトロニクスは、自動運転をはじめ自動車機能の高度化に伴い、安全制御、セキュリティ、環境対応など、車載ソフトウェアの役割が増していることを受け、2004年から本格的に車載ソフトウェア事業に参入。大規模オフショア拠点の設立や拠点でのソフトウェア開発を通じ、プロジェクトマネジメント力の強化や顧客ネットワークの拡大を進めてきた。
東海ソフトは、車載/産業機器をはじめ、製造、金融、公共を主軸とするソフトウェア開発を手掛け、システムをトータルに構築する技術を持つワンストップソリューションを提供している。特に、車載分野においてはモデルベース開発やC言語を用いた先行/量産開発で豊富な実績を有している。
今回の出資を通じて、ネクスティ エレクトロニクスは車載ソフトウェアにおける先進安全、情報コネクテッド分野の強化を図るとともに、東海ソフトが注力している車載市場の事業基盤強化を支援するという。
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