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Well-to-WheelのCO2削減へ、エンジンと燃料を共同開発エコカー技術

マツダは2018年8月8日、サウジアラムコ(Saudi Aramco)や産業技術総合研究所(産総研)とともに内燃機関の効率化とCO2排出量低減の有効性を共同研究すると発表した。共同研究は2020年まで行う。

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 マツダは2018年8月8日、サウジアラムコ(Saudi Aramco)や産業技術総合研究所(産総研)とともに内燃機関の効率化とCO2排出量低減の有効性を共同研究すると発表した。共同研究は2020年まで行う。

 サウジアラムコは圧縮着火エンジン向けに、採掘から精製の工程においてより炭素含有量の少ない燃料を開発し、マツダと産総研はその燃料を次世代ガソリンエンジン「SKYACTIV-X」に使用して研究開発を行う。これによりWell-to-Wheel(燃料の採掘、発電や燃料精製から車両走行まで)でのCO2排出低減技術の開発を目指す。

 共同研究では、製油所のモデリングやエンジン試験、燃料噴射、流体力学のシミュレーションを通して、内燃機関が環境に与える影響の全体像を検証するとしている。

 サウジアラムコは、同社の燃料技術とマツダのエンジン技術は相補的だとしている。サウジアラムコの燃料は、市販の軽油やガソリンよりも炭素含有量が低く高い発熱量を持ち、マツダの圧縮着火エンジンは、従来のガソリンエンジンよりもCO2排出量を低減できる。両社の技術の組み合わせにより、CO2排出を大幅に削減することを見込んでいる。

 マツダは2017年8月に2030年までの技術開発ビジョン「サステイナブル“Zoom-Zoom”宣言2030」を発表。企業平均CO2排出量を2030年までに2010年比50%削減を目指す方針を示した。内燃機関を搭載する自動車は、ハイブリッド車(HEV)やプラグインハイブリッド車(PHEV)を含めて2035年ごろも大多数を占めると見込み、内燃機関の理想を徹底的に追求する。HEVやPHEVは、理想的な内燃機関に効率のよい電動化技術を組み合わせることで開発していく考えだ。

 この取り組みの一環で、マツダは2019年に次世代ガソリンエンジンのSKYACTIV-Xを投入する。エンジン単体での燃費は、最新のディーゼルエンジン「SKYACTIV-D」と同等以上で現行のガソリンエンジン「SKYACTIV-G」から最大で20〜30%改善する。

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