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リアルタイムOSがAutomotive Grade Linux対応ソリューションを拡充車載ソフトウェア

Green Hills Softwareは、同社のRTOS「INTEGRITY」用の仮想化機能「INTEGRITY Multivisor」と、主要な64ビット・オートモーティブグレードSoCに搭載するAutomotive Grade Linux(AGL)向けの開発ツールを提供開始した

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 Green Hills Softwareは2018年6月20日、同社のリアルタイムOS(RTOS)用の仮想化機能「INTEGRITY Multivisor」と、主要な64ビット・オートモーティブグレードSoCに搭載するAutomotive Grade Linux(AGL)向けの開発ツールを提供開始したと発表した。同社のRTOSを用いて、安全規格ISO 26262に準拠する車載システムにAGLアプリケーションを追加可能になった。

 AGL向けのINTEGRITY Multivisorは、認証済みのRTOS「INTEGRITY」のマイクロカーネル向けのシステム・バーチャライゼーション・サービスとなる。Qualcomm Technologiesのオートモーティブ・プラットフォーム「Snapdragon 820A」、ルネサスエレクトロニクスのSoC「R-Car H3」に対応している。

 自動車安全性認証のISO 2626262 ASIL DとEAL 6+、Separation Kernel Protection Profile、Common Criteriaに準拠し、1つのマルチコアSoC上で1つ以上のゲストOSと並行してライフクリティカル機能を同時に実行できる。また、AGLとGPUといった重要アプリケーション間の安全で確実なデバイス共有や、重要なタスクの高速起動などの特長を持つ。

 これらのAGL対応ソリューションによりOEMは、諸計器、リアビューカメラ、先進運転システム(ADAS)、OTAなどの安全・安心の機能と並行して、AGLベースのインフォテインメントやコネクテッドカー・アプリケーションを搭載できる。また、システムコストやASIL(安全性要求レベル)認証にかかるコストの低減、開発期間の短縮なども可能になるとしている。

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