フィットネスアプリ向けのウェアラブル評価・開発プラットフォームを発表:医療機器ニュース
Maxim Integrated Productsは、ウェアラブル設計者がバイタルサイン、生データを簡単に抽出できる「MAX-HEALTH-BAND」と、心電図(ECG)や心拍数を監視できる「MAX-ECG-MONITOR」を発表した。
Maxim Integrated Productsは2018年6月25日、フィットネス用途のウェアラブル機器向けに、評価・開発プラットフォーム「MAX-HEALTH-BAND」「MAX-ECG-MONITOR」を発表した。価格は、MAX-HEALTH-BANDが200ドル、MAX-ECG-MONITORが150ドルとなる。
MAX-HEALTH-BANDは、手首に装着して使用し、心拍数・アクティビティーモニターとして機能する。光パルスオキシメーター・心拍数センサーの「MAX86140」、ウェアラブルパワーマネジメントソリューションの「MAX20303」に加え、同社のモーション補償されたアルゴリズムを搭載。これらのICは、競合製品の半分の電力で動作し、1回の充電で7日間使用できる。
また、同アルゴリズムにより、光電式容積脈波記録法(フォトプレチスモグラフィ:PPG)信号に基づくフィットネスアプリケーション用途に有用なデータを抽出する。Bluetoothを介して、ヘルスセンサーからのアルゴリズム出力と生データをスマートフォンアプリにストリーミングすることで、ユーザーによるアルゴリズム開発が行える。
MAX-ECG-MONITORは、低電力・臨床グレードアナログフロントエンド(AFE)「MAX30003」を搭載し、臨床グレードの心電図(ECG)と心拍数信号を監視する。Movesenseエコシステムの一部であり、休息・運動中の心拍数信号を表示する各種ECGベースのユースケース向けに独自の機器内蔵アプリを開発するオープンアプリケーションプログラミングインタフェース(API)を実行する。臨床アプリケーション用の湿式電極パッチと、フィットネスアプリケーション用のチェストストラップの2タイプを提供する。
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