夏季賞与を前年比で「増額予定」、中小企業の35%:キャリアニュース
人事担当者向け中途採用支援サイト「エン 人事のミカタ」が「夏季賞与」に関するアンケート調査結果を発表。回答企業の35%が、2017年の夏季賞与と比較して「増額予定」と回答した。
エン・ジャパンが運営する人事担当者向け中途採用支援サイト「エン 人事のミカタ」は2018年6月19日、「夏季賞与」に関するアンケート調査結果を発表した。
従業員数300人以下の企業を対象とした同調査には、584社が回答を寄せた。
はじめに、2018年の夏季賞与の支給予定について尋ねたところ、82%が「支給予定」と回答した。「支給しない予定」と回答した企業は12%だった。
続いて、支給予定と回答した企業に「昨年(2017年)の夏季賞与と比較して、支給額に変動があるかを尋ねた。その結果「変わらない」が60%、「増額予定」が35%、「減額予定」は5%だった。なお、増額と回答した比率が最も高かった業種は「商社」(93%)だった。次いで「メーカー」(91%)となっている。
夏季賞与の増額理由は「業績が好調」が74%
増額予定の企業を対象に、昨年(2017年)の夏季賞与と比較して、何%ほど増加しそうかを尋ねた設問では、「1%未満」(2%)、「1〜3%未満」(23%)、「3〜5%未満」(26%)を合わせて「5%未満」が51%となった。
「夏季賞与を増額する理由」は「業績が好調」(74%)が最も多かった。続いて、「社員の意欲向上」(67%)、「離職、退職の予防」(20%)という結果だった。
次に、減額予定の企業を対象に昨年(2017年)の夏季賞与と比較して、何%ほど減額しそうかを尋ねた。その結果、「わからない」(48%)を除いて多かったのが「1〜3%未満」「3〜5%未満」(いずれも14%)だった。
「夏季賞与を減額する理由」は、「業績不振」(74%)が最も多かった。次に多かった「その他」(13%)には、「前回多く支給しすぎたから」「経費圧縮のため」などのコメントが寄せられている。
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