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TSN対応を本格化するPI、無線IO-Linkなども披露ハノーバーメッセ2018(2/2 ページ)

PROFIBUS & PROFINET International(PI)はハノーバーメッセ2018において、TSN対応を本格化する方針を示し、各種対応デバイスを披露した。また、新たに仕様が完成したIO-Linkの無線対応規格のデモも行った。

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「IO-Link Wireless」による価値

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「IO-Link Wireless」の特徴(クリックで拡大)出典:PI

 さらに「IO-Link」の無線規格のデモも行った。IO-Linkは、センサーやアクチュエータにデジタル通信インタフェースを持たせ、制御システムとの間で各種データ交換を双方向で行えるようにする技術※)だが、これを無線でも実現できるようにしたのが「IO-Link Wireless」である。無線化することでより容易に工場の末端データを活用できるようになるとしている。

※)関連記事:いまさら聞けない IO-Link入門

 「IO-Link Wireless」の価値を示すデモとして披露したのがイスラエルのCoreTigoが開発したIO-Link Wirelessモジュールを活用して色の付いた球を振り分けるというものだ。これは、赤の球と青の球がジェットコースター上に流れる中で、モジュールを組み込んだセンサーデバイスを置くだけで自動で、赤と青を読み取ることができるというものだ。

photophoto CoreTigoの「IO-Link Wireless」モジュール(左)と赤球に反応するセンサーデバイス(右)(クリックで拡大)
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ジェットコースター上の装置にセンサーデバイスを置くだけで簡単に読み取ったデータを収集可能(クリックで拡大)出典:PI

 元吉氏は「工場内で古い機械などに対し追加でデータ取得が行いたい場合などでも簡単に対応可能。工場内などでの柔軟なデータ取得とデータ活用が可能になる」と今後への期待を述べていた。

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