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生産ラインにデジタルプリンティングを一体化、プリンタ制御するコマンド公開FAニュース

ミマキエンジニアリングは、工業向けインクジェットプリンタと周辺機器の通信用に独自開発した「MDLコマンド」と「Mimaki Job Controller」を発表した。MDLコマンドの運用に必要な情報は、SDKとして同社Webサイトからダウンロードできる。

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 ミマキエンジニアリングは2018年3月20日、工業向けインクジェットプリンタと周辺機器の通信用に開発した「MDLコマンド」と「Mimaki Job Controller」を発表した。“つながるデジタルプリンティング”の第1弾として開発されたもの。MDLコマンドの運用に必要な情報は、SDKとして同社Webサイトからダウンロードできる。

 “つながるデジタルプリンティング”とは、工業向けインクジェットプリンタをロボットやベルトコンベヤー、検査装置、各種センサー、前後装置などの周辺機器と相互通信でつなげて、生産ラインに組み込もうという取り組み。人間による作業を削減し、オンデマンド生産などをより簡単に実現できるようにすることを目指している。

 今回発表されたMDLコマンドは、同社製プリンタを生産システムや周辺機器から制御できるようにするコマンドだ。印刷媒体(ワーク)をセットするテーブルの位置や高さの設定、プリント開始の指示など、プリンタの動作制御に使用できる。MDLコマンドを使って、プリンタのインク残量やエラー情報などを取得することも可能だ。

 Mimaki Job Controllerは、ワークに合わせたプリントデータと出力条件を、自動でプリンタに送信するソフトウェア。例えば、ベルトコンベヤーでワークが運ばれている生産ラインに、対応プリンタとロボットを一緒に組み込むことで、「ロボットがベルトコンベヤーから流れてくるワークをプリンタに配置する」「配置作業が完了したらプリントを開始する」「プリントが終了したらロボットがワークを回収する」といった一連の作業を無人化できるようになる。

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