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IoTデータを分析・可視化、高速道路の渋滞対策やバスの運行管理を支援:製造ITニュース
日立製作所は、高速道路を運営する道路事業者やバスを運行管理する交通業者などに向けて、IoTデータを分析して可視化する「交通データ利活用サービス」を2018年4月2日から提供を開始した。
日立製作所は2018年4月2日、高速道路を運営する道路事業者やバスを運行管理する交通業者などに向けて、各事業者が所持しているIoT(モノのインターネット)データを分析して可視化する「交通データ利活用サービス」の提供を開始した。
同サービスでは、GPS搭載の自動車から得られる緯度経度や時刻などの移動軌跡情報をはじめとしたIoTデータを、地図やグラフなどで可視化して多面的に分析する。移動軌跡情報から取得した車両の位置を同社の独自技術で補正することで、分析精度の向上を図った。
具体的な活用例として、各高速道路における車両の混雑状況と各区間の所要時間を地図や表に色分け表示して迂回誘導する、各バス停留所の乗客人数を地図やグラフで表示することで利用状況を把握してバス運行計画を見直す、といったものが挙げられている。
サービスの提供形態としては、交通データ分析プラットフォームを構築して顧客に提供するサービスと、顧客が所持するデータを同社が代行で分析するサービスの2つがある。今後は、気象情報などのオープンデータとの連携、AIなど最新のICT活用による交通需要予測といった機能の拡充を進める計画だ。
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