ICT健康機器とヘルスケア関連アプリの連携を開始:医療機器ニュース
エー・アンド・デイは、メディエイドと健康管理事業での協業を開始した。エー・アンド・デイ製のICT健康機器とメディエイドのアプリケーションとの連携を本格化する。
エー・アンド・デイは2018年2月1日、メディエイドと健康管理事業での協業を開始した。エー・アンド・デイ製のICT健康機器とメディエイドのアプリケーションとの連携を本格化する。
エー・アンド・デイは、血圧計「UA-651BLE」、体重計「UC-352BLE」、リストバンド型ライフレコーダー(活動量計)「UW-302BLE」、体温計「UT-201BLE」などのICT健康機器を製造、販売している。これらはBluetooth通信に対応しており、測定データをスマートフォンやタブレットにワイヤレスで自動送信し、対応するアプリで容易に管理できる。
同社は、測定したバイタルデータを健康管理システムベンダー各社のアプリ上で活用しやすいように、ソフトウェア開発キットを無償提供している。今回のコラボレーションにより、同日、血圧計UA-651BLEとメディエイドのアプリとの連携を開始した。同年3月末までには、体重計やリストバンド型ライフレコーダーとの連携も始める予定だ。
メディエイドは、ヘルスケア関連アプリや医療従事者向けサービスなどを提供している健康管理システムベンダー。メディエイドの「食事パレット」や「からだパレット」では、スマートフォン上で食事や運動、体重、血圧、血糖値といった日々の健康情報をいつでも記録できる。「ライフパレット」は、患者や家族の病気体験を記録したり、同じ経験を持つ人と情報を共有して学び合えたりする、患者のSNSコミュニティーだ。
その他にも、医療従事者向けサービスとして、かかりつけ薬局を支援する「薬局パレットライン」、医療機関で各バイタルデータを利用できるようにする「からだパレットライン」、効率的、効果的な食事指導につなげる「食事パレットライン」などを提供している。
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