この記事は、2018年2月1日発行の「モノづくり総合版 メールマガジン」に掲載されたMONOistの編集担当者による編集後記の転載です。
モノ」から「コト」への最初の一歩、サービス部門のテコ入れからいかが?
製造業におけるIoTによるビジネス変革が着実に進んでいます。MONOistでは新年展望連載企画を2017年から始めていますが、2018年の展望でも、IoTの活用において課題解決が進み、実ビジネスレベルの成功事例が増えると予測しています(※)。
(※)連載「MONOist 新年展望」
こうした中で特に日本の製造業において、遅れが指摘されているのが、IoTを自社製品に活用して取得するデータをもとにサービス化などを進める動きです。製造業において「モノ売り」から「コト売り」へのシフトを行うもので、デジタルトランスフォーメーション(DX)などビジネスモデルの変革につながるものです。
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