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新工場で拡大するアモルファス合金粉末の需要に対応:工場ニュース
エプソンアトミックスの北インター事業所内で、アモルファス合金粉末の新工場が完成した。今後、生産体制を段階的に強化し、生産能力を現在の年間約2000トンから2025年までに約6000トンまで高める。
エプソンアトミックスは2017年12月20日、青森県八戸市の北インター事業所内に建設を進めていたアモルファス合金粉末の新工場が完成したと発表した。2018年1月から稼働を開始する。
北インター事業所の工場敷地面積は3万600m2、建物面積は約7500m2で、そのうち新工場が占める面積は約1800m2となる。
新工場はアモルファス合金粉末の需要拡大に対応するため、約12億5000万円を投資して2016年11月に着工した。今後も生産体制を段階的に強化し、生産能力を現在の年間約2000トンから2025年までに約6000トンまで高める。
同社は自動車、スマートフォン、ウェアラブル機器、医療機器などに関連するさまざまな高機能部品の原材料となる微細合金粉末を生産する。特に、高周波特性に優れ、磁束密度の高さと低いエネルギー損失の特徴を備えるアモルファス合金粉末は、電圧制御部品の低消費電力化や小型化、高周波、大電流対応などに貢献している。
そのため、アモルファス合金粉末の需要は年々高まっており、中長期的にもその傾向が続くと同社では見込んでいる。
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