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職人の手仕事をデジタル化する、簡単に3Dデータが作成可能なバーチャルろくろ:3Dプリンタニュース
「X人の株式会社」とWAZAtoBAはバーチャルろくろシステム「Roquro」を発表。全国の教育機関を中心に導入を進めているという。
「X人の株式会社」(※)と一般社団法人のWAZAtoBAがバーチャルろくろシステム「Roquro」を提供している。
※「X人の株式会社」の「X」は変数を示しており、人数が増えれば「5人の……」「6人の……」と増えていくという。
Roquroは、画面とセンサーの前で手を動かすことで、画面中の形状データが変形させて3Dのポリゴンデータを作成する。外側からデータに触れると細くなり、内側に手を入れると広くなり、ろくろさながらの動作をする。粘土をこねるようにして、納得いくまで形状を変更することも可能だ。リアルなろくろでは、なかなか形状コントロールが難しいが、Roquroでは誰もが形状を作りやすいようになっているという。3Dプリンタ出力とも連携できる。
Roquroのサービスを体験したい、あるいは導入検討したい場合は、Roquroの公式ページのアドレスから問い合わせてほしいという。また今後開催される展示会などで出展し、体験する場を設けていくとのことだ。導入費用については、予算・目的に応じて提案する。
Roquroは福島県の中学校から導入が始まったが、現在は全国の教育機関での導入を進めているという。3DプリンタやAI(人工知能)といった、最新の情報通信技術の取り組みを学ぶ教材として使用されているという。伝統工芸がテーマのアイデアソンやハッカソンでも活用されている。
今後はセンサーを強化し、より繊細なタッチの認識を実現し、機械学習を導入して職人データを蓄積していくことも検討する。
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