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脳科学を活用してQOL向上へ、東北大学と日立ハイテクらが新会社を設立:医療機器ニュース
東北大学は、日立ハイテクノロジーズ、NSD、東北大学ベンチャーパートナーズ、七十七キャピタルと共同で、脳科学の産業応用事業を手掛ける新会社「株式会社NeU(ニュー)」を設立する。
東北大学は2017年7月21日、日立ハイテクノロジーズ(日立ハイテク)、NSD、東北大学ベンチャーパートナーズ、七十七キャピタルと共同で、脳科学の産業応用事業を手掛ける新会社「NeU(ニュー)」を年8月1日に設立すると発表した。東北大学の認知脳科学の知見と、日立ハイテクによる日常生活の中で簡単に脳血流量変化を計測できる携帯型脳活動計測技術を軸とし、新たなソリューションを創出する。資本金は3億5900万円で、東京都千代田区に本社を置く。
今回の新会社設立により、東北大学は加齢医学研究所 教授の川島隆太氏の研究成果をNeUにおいて事業展開する。また日立ハイテクは、これまで新事業創生として進めてきた微弱な近赤外光によって前額部2点で脳活動を計測するヘッドセットの開発や、脳科学の知見を活用したコンサルテーションサービスなどをNeUに継承し、さらなる事業拡大を目指す。
今後NeUでは、これらの成果を活用し、脳活動を可視化することで個人に合った認知トレーニングを提供するなど、新たなソリューションを生み出していく。さらに将来的には、NSDと協力して、脳活動計測データと他のヒューマンセンシングデータや生活データを一元管理するプラットフォームを開発。これにより、パートナー企業との連携を図りつつ、脳科学を活用してQuality of Lifeの向上を目指すとしている。
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