ニュース
ホンダ新型「シビック」、セグメントトップクラスの空間で「究極のFFスポーツ」:車両デザイン(2/2 ページ)
ホンダは、「シビック」シリーズの3タイプ「ハッチバック」「セダン」「TYPE R(タイプR)」の新モデルを2017年9月29日から日本で発売する。Cセグメントでトップクラスの「操る喜び」を提供することを目指し、さまざまなシーンでの運動性能を高次元で実現するプラットフォームを新開発した。
究極のFFスポーツ「タイプR」
タイプRは「究極のFFスポーツ」を目指した。プラットフォームは先代モデルに対しねじり剛性を38%向上するとともに、16kgの軽量化を図っている。シャシーはデュアルアクシスストラット式フロントサスペンションとマルチリンク式リアサスペンションを採用。アクティブダンパーシステムなど制御技術の進化により運動性能を大幅に向上させている。
パワートレインは、最高出力235kW、最大トルク400NmのタイプR専用となる排気量2.0lのVTEC TURBOエンジンを採用。低回転域から高トルクでハイレスポンスに立ち上がり、全開領域では高出力化を図っている。6速MTのローレシオ化や軽量シングルマス・フライホイールの採用により、加速性能も向上した。
2017年4月に実施したドイツ・ニュルブルクリンク北コースでの走行テストでは、7分43秒80のラップタイムを記録し、先代モデルのタイムを7秒近く更新した。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
関連記事
- プジョー「208GTi」やVW「ポロGTI」に負けないホットハッチ、トヨタが試作中
トヨタ自動車は、「東京オートサロン2017」において、コンパクトカー「ヴィッツ」とハイブリッドカー「アクア」の新たなコンセプトモデルを世界初披露した。 - 「シャレード デ トマソ」のDNAは途切れない? ダイハツがホットハッチに前向き
ダイハツ工業は、「東京オートサロン2017」において、ホットハッチ「シャレード デ トマソ」や「TR-XX」の要素を取り入れたデザインのカスタマイズモデルを紹介。ダイハツ工業 コーポレート企画部 ブランド・DNA室 室長の藤下修氏に、カスタマイズに往年のホットハッチのモデル名を出した狙いを聞いた。 - 本田技術研究所の新拠点、目指すのは創業時のような「柔軟で機敏な組織」
本田技術研究所はロボティクス分野を担当する研究開発組織として「R&DセンターX」を新設した。赤坂に設けた新拠点「HondaイノベーションラボTokyo」を活動の場とし、社外と連携しながら人工知能技術を始めとする研究開発に取り組む。 - 開設後3カ月の真新しいテストコースで、ホンダセンシングの実力を試す
ホンダが2016年4月に先進安全技術の開発のために新設した「栃木プルービンググラウンドさくら」。真新しいテストコースでホンダセンシングの実力を試した筆者のレポートをお送りする。 - 新型「NSX」は短いオーバーハングでどのように衝突安全性能を確保するか
ホンダが2017年2月27日に発売するスーパースポーツカー「NSX」の新モデルには、自動車や車体骨格向けとして初採用となる2つの成形技術が使われている。初代NSXの設計思想を踏襲し、オーバーハングの短縮やドライバーの操縦性向上を実現したパッケージングを製品化するためだ。 - 新型「カムリ」が目指したのは、理屈抜きにかっこよくて走りのいいクルマ
トヨタ自動車は、ミッドサイズセダン「カムリ」をフルモデルチェンジして発売した。パワートレインとプラットフォームは、クルマづくりの構造改革「TNGA(Toyota New Global Architecture)」に基づいて一新。1980年代の人気車のような「かっこよくて走りもいいクルマ」を目指したという。