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NTNが能登地区における産業機械用軸受の一貫生産体制を確立:工場ニュース
NTNは、石川県羽咋郡のNTN能登製作所に熱処理工場を増設した。産業機械用軸受の旋削工程後、三重県の工場で行われていた熱処理加工が能登地区で可能になり、鍛造から組み立てまで一貫した生産体制が確立する。
NTNは2017年7月6日、石川県羽咋郡志賀町のNTN能登製作所で行われていた熱処理工場の増設工事が完了したと発表した。熱処理工場の延床面積は、約6600m2になる。
産業機械用軸受の製造工程は、鍛造、旋削、熱処理、研削、組み立ての順に進行するが、これまでは能登地区で旋削工程後、三重県桑名市の工場に製品を輸送し、熱処理加工を行っていた。今回の熱処理工場完成により、鍛造から組み立てまで能登地区での一貫生産体制が確立する。新工場には新しい熱処理加工技術を導入し、設備のコンパクト化と生産性の向上、品質の向上を図った。
同社は1918年の創業以来、三重県桑名市で産業機械用軸受を生産。2007年以降は能登地区を第2の生産拠点として、NTN羽咋製作所、NTN宝達志水製作所、NTN志賀製作所、NTN能登製作所を設立し、風力発電装置向けの大形軸受や産業機械アフターマーケット市場向けの各種軸受を生産してきた。
NTN能登製作所は2010年設立。産業機械用軸受および機械部品の製造と販売を行っており、敷地面積は約10万6500m2だ。
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