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ロボットによる組み立て作業に対応するFPC/FFCコネクターFAニュース

京セラは、産業用ロボットの自動組み立てに対応するワンアクションタイプの0.5mmピッチFPC/FFCコネクター「6810」シリーズを発表した。FPC/FFCを挿入して完全嵌合状態になると自動的にロックするため、ロボットによる組み立て作業に使用できる。

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 京セラは2017年6月21日、産業用ロボットの自動組み立てに対応する0.5mmピッチFPC/FFCコネクター「6810」シリーズを発表した。販売開始は同年7月からで、サンプル価格は45極品・通常タイプが100円となっている。

 一般的なロック付きFPC/FFCコネクターは、FPC/FFC挿入後にロック操作をするため、組み立て作業に作業員の手を必要とする。6810シリーズは、FPC/FFCを挿入するとコネクター両端のバネがアクチュエータの回転を補助し、完全嵌合状態になると自動でロックがかかる独自の構造を採用している。挿入という1つの動作だけでロックがかかるので、ロボットによる組み立て作業に使用できる。

 FPC/FFCを抜く時は、アクチュエータのタブを押さえながら引き抜くため、ロック解除状態のままにはならず、操作ミスや接触によるFPC/FFCの抜けを防ぐ。また、半嵌合状態などの不具合時にはアクチュエータが閉じないことから、嵌合不具合品を自動光学検査装置(AOI)や目視で判別できる。

 同シリーズは、基板とFPC/FFCが垂直に嵌合するストレートタイプと、平行に嵌合するライトアングルタイプの2タイプを展開。さらに、OA機器や産業機器、家電など一般電子機器向けの通常タイプに加え、使用温度範囲を125℃まで拡大し、車載機器に対応可能な高耐熱タイプをそろえた。

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FPC/FFCコネクター 6810シリーズ
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ワンアクションロックのイメージ
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自動光学検査装置での判定例

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