ニュース
コミュニケーションロボットの多言語対応を遠隔操作でサポート:ロボット開発ニュース
アスラテックは、Forex Roboticsと共同で、コミュニケーションロボットの多言語対応を遠隔操作でサポートするシステムを開発した。コミュニケーションロボット遠隔操作システムに、クラウド上のAIによる自然言語処理サービスを追加実装した。
アスラテックは2017年5月30日、Forex Roboticsと共同で、コミュニケーションロボットの多言語対応を遠隔操作でサポートするシステムを開発したと発表した。
同システムは、アスラテックのコミュニケーションロボット遠隔操作システム「VRcon(ブイアールコン)」をベースに、クラウド上のAIによる自然言語処理サービスを追加実装した。連携するクラウドの言語処理サービスは、多言語での翻訳や音声のテキスト化、テキストの音声化、機械学習によるFAQ回答といった機能を備えている。
例えば、コミュニケーションロボットが受けた外国語の質問を日本語に変換してオペレーターに表示したり、オペレーターの日本語の応答を任意の外国語に変換してコミュニケーションロボットから発話させたりできる。また、コミュニケーションロボットが受けた質問の内容をクラウド上のAIが解釈し、回答候補をオペレーターに提示することもできる。
関連記事
- Pepperを動かす「アプリ」を作ろう〜まずはSDKの基本的な使い方を習得する
パーソナルロボット「Pepper」の一般販売が間もなく開始され、“ロボットのある生活”がまた一歩近づいた。Pepperの注目点はいくつもあるが、その1つが、自由なアプリ開発だ。ここでは配布されているSDKを使ってのロボットプログラミングに挑戦する。 - ロボットに興味がなかったPepperの開発者が新たにロボットを作る理由
ソフトバンクの感情認識ヒューマノイドロボット「Pepper」の開発をけん引したことで知られる林要氏。子どものころ「ロボットに興味がなかった」と話す林氏だが、Pepperだけでなく、ベンチャーを起業して新たなロボットを開発しようとしている。林氏は、なぜまたロボット開発に取り組んでいるのだろうか。 - Pepperをスマホで操作、テレプレゼンス体験も
スマートフォンからPepperを遠隔操作できるシステム「VRcon for Pepper」をアスラテックが開発した。他社へも提供している。 - ソフトバンクがロボットベンチャー2社を買収
ソフトバンクグループは、米国アルファベット傘下のボストンダイナミクスを買収する。さらに、二足歩行ロボットを開発する日本企業の Schaftの買収も行う。 - なぜソフトバンクが“感情を持った”ロボットを作るのか、孫社長が熱弁
ソフトバンク「Pepper」が、「人の感情を認識するロボット」から「自らの感情を持つロボット」へと進化し、その姿を現す。発表時からロボットの「心」にこだわってきた孫社長が熱弁を振った。
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.