ニュース
超硬工具をブランド化、グローバルで展開へ:FAニュース
三菱マテリアルは、超硬製品事業の新商品ブランド「DIAEDGE」を展開すると発表した。同ブランド展開により、切削工具、耐摩工具、建設工具など超硬製品の認知度向上を目指す。
三菱マテリアルは2017年5月17日、超硬製品事業の新商品ブランド「DIAEDGE(ダイヤエッジ)」を展開すると発表した。同ブランド展開により、切削工具、耐摩工具、建設工具など超硬製品の認知度向上を図る。
同社はこれまで、製品の特性や販売地域に合わせて異なる名称・呼称を活用していた。国内では1956年に「DIATITANIT(ダイヤチタニット)」を商標登録していたが、海外では統一した商品ブランドがなかった。
その後、2003年に国内で実施した製造・販売組織の再編を機に「MITSUBISHI」を企業ブランドとして活用してきたが、超硬製品については今回の新商品ブランドDIAEDGEに統一して展開し、超硬製品事業の拡大を図るとしている。
DIAEDGEの「DIA」には「ダイヤモンドのように価値があり、美しく、高級/高品質なイメージを抱き、ワクワク感が湧き出るもの」「EDGE」には「切れ刃のような鋭い視点と最先端の技術を盛り込んだ、斬新かつ洗練されたイメージが連想され、驚きや感動が湧き出るもの」という思いが込められている。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
関連記事
- 工作機械も4.0へ、シェフラーとDMG森精機が描く「マシンツール4.0」
ドイツのインダストリー4.0が大きな注目を集める中、工作機械にもIoTを積極的に活用する動きが出てきている。軸受部品を展開するシェフラーと、工作機械メーカーのDMG森精機は工作機械のインダストリー4.0対応を目指す「マシンツール4.0」プロジェクトを推進している。 - 世界1位の工作機械メーカーが目指すインダストリー4.0
ドイツの国家プロジェクトである「インダストリー4.0」を筆頭に、世界で生産革新への取り組みが進んでいる。こうした動きを、工作機械の世界シェアトップで、“日独連合”企業であるDMG森精機はどう捉えているのか。DMG森精機 代表取締役社長の森雅彦氏が同社の経営戦略について語った。 - 異例の大売れ工具「ネジザウルス」、社員30人の中小企業がヒットを連発する理由
自社のコア技術やアイデアを活用したイノベーションで、事業刷新や新商品開発などの新たな活路を切り開いた中小製造業を紹介する本連載。今回は年間1万丁売れれば大ヒットといわれる工具業界で、累計250万丁を売り上げた大ヒット商品「ネジザウルス」を開発した工具メーカーのエンジニアの取り組みを紹介する。 - スマートファクトリーがいよいよ現実解へ、期待される「見える化」の先
ドイツのインダストリー4.0がきっかけとなり関心が高まった、IoTを活用したスマートファクトリー化への動きだが、2017年は現実的成果が期待される1年となりそうだ。既に多くの実証成果が発表されているが、2017年は、実導入ベースでの成功事例が生まれることが期待される。 - アップルVSサムスン訴訟を終わらせた日本の工作機械の力
知財専門家がアップルとサムスン電子のスマートフォンに関する知財訴訟の内容を振り返り「争う根幹に何があったのか」を探る本連載。最終回となる今回は、最終的な訴訟取り下げの遠因となった「新興国への技術移転」の問題と「なぜ米国で訴訟取り下げを行わなかったのか」という点について解説します。