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ホンダ「クラリティ」にEVとPHEVが加わる、トヨタと違うのは「乗車定員」ニューヨークオートショー2017

ホンダは「2017年ニューヨーク国際オートショー」において、「CLARITY PLUG-IN HYBRID(クラリティ プラグイン ハイブリッド)」と「CLARITY ELECTRIC(クラリティ エレクトリック)」を世界初公開した。

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 ホンダは2017年4月12日(現地時間)、「2017年ニューヨーク国際オートショー」(プレスデー:2017年4月12〜13日、一般公開日:4月14〜23日)において、プラグインハイブリッド車「CLARITY PLUG-IN HYBRID(クラリティ プラグイン ハイブリッド)」と電気自動車「CLARITY ELECTRIC(クラリティ エレクトリック)」を世界初公開した。2017年中に、クラリティ プラグイン ハイブリッドは米国で販売を開始し、クラリティ エレクトリックはカリフォルニア州とオレゴン州でリース販売する。

 今回発表した両モデルは、燃料電池車(FCV)「クラリティ フューエルセル」と同じプラットフォームを採用した5人乗りの中型セダン。トヨタ自動車のプラグインハイブリッド車(PHEV)「プリウスPHV」やFCV「MIRAI」の乗車定員は4人である。同一プラットフォームでPHEV、FCV、電気自動車(EV)をそろえるのは「世界初」(ホンダ)としている。クラリティシリーズは細部が異なるデザインとなっている。

クラリティ プラグイン ハイブリッドの外観デザイン(クリックして拡大) 出典:ホンダ
クラリティ エレクトリックの外観デザイン(クリックして拡大) 出典:ホンダ
後部座席の比較。クラリティ プラグイン ハイブリッド(左)とトヨタ自動車「プリウスPHV」(右)(クリックして拡大) 出典:ホンダ、トヨタ自動車

 クラリティ プラグイン ハイブリッドは容量17kWhのバッテリーを搭載しており、モーターのみで走る「EV走行」が可能な距離は64km以上としている。電圧240Vでの充電の場合、2.5時間でバッテリーを満充電できる。高効率な排気量1.5l(リットル)のアトキンソンサイクルエンジンを組み合わせており、ガソリンと電気による総走行可能距離は531kmとなる。バッテリーの充電を優先するHVモードを採用した。

 クラリティ エレクトリックは容量25.5kWhのバッテリーを採用、走行距離は128km以上としている。日々の通勤に、クリーンさとセダンならではの上質で快適な室内空間を求めるユーザーに向けて提案する。満充電にかかる時間は電圧240Vで3時間強となり、急速充電器を使用すると30分で80%を充電できる。

 ホンダは2030年までに、PHEVやハイブリッド車(HV)、FCV、EVの販売比率を四輪全体の3分の2に引き上げる目標を掲げている。この目標に向けて、クラリティシリーズで電動化を推進する。プラグインハイブリッドモデルはクラリティ以外に主要車種にも順次設定していく。

 2030年に電動車両の販売比率を3分の2に引き上げる上で、販売台数全体の50%以上をPHEVとHVが、FCVとEVが15%程度を占めると見込んでいる。当面はプラグインハイブリッドシステムをコア技術に据えるが、将来的にはFCVとEVに資源を集中させていく考えだ。

クラリティ プラグイン ハイブリッド(左)とクラリティ フューエルセル(右)の内装。外観だけでなくインテリアのデザインも各パワートレインで共通だ(クリックして拡大) 出典:ホンダ、トヨタ自動車
クラリティ フューエルセルの外観デザイン(クリックして拡大)

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