ニュース
サムズアップでドリンクゲット! 富士電機の最新自販機はインタラクティブ:CeBIT 2017
富士電機は、「CeBIT 2017」において、デジタルサイネージを搭載する最新型自動販売機のコンセプトモデルを展示した。ステレオカメラを用いた画像認識システムで、顧客の表情や視線、体の動き、年齢、性別などを認識できる。
富士電機は、国際情報通信技術見本市「CeBIT 2017」(2017年3月20〜24日、ドイツ・ハノーバー)において、デジタルサイネージを搭載する最新型自動販売機のコンセプトモデルを展示した。
このデジタルサイネージ自動販売機には、ステレオカメラを用いた画像認識システムが組み込まれている。これによって、自動販売機の前にいる顧客の表情や視線、体の動き、年齢、性別などを認識できる。日本語や英語、ドイツ語をはじめとする多言語対応も実現した。2020年の東京オリンピック・パラリンピックに向けて開発が進められている。
展示では、画像認識システムの機能を体感できるように、親指を立てるサムズアップのジェスチャーや笑顔を見せることでドリンクをもらえるデモを披露した。
富士電機の画像認識システムを搭載する自動販売機のコンセプトモデル(左)。ステレオカメラはサイネージ部の下側に設置されており、顧客の表情や体の動きを認識してドリンクを提供する。親指を立てるサムズアップのジェスチャーを認識して「Good!」の表示が出ると、ドリンクが提供される(右)(クリックで拡大)
「スマートフォンとの連携機能も開発中だ。例えば、自販機で商品を購入した際に、サイネージに出てくるアイドルの映像に合わせて踊ると、アイドルと一緒に踊っている映像を後からスマートフォンで見られるという取り組み事例もある」(同社の説明員)という。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
関連記事
- お、クッキーのいい香りが……ってこれデジタルサイネージかよ!
リコーは、「リテールテック2017」において、デジタルサイネージの表示と連動した芳香(香り)を出す「香りサイネージ」を参考出展した。今後テスト導入を進めながら、正式な商品化を図りたい考え。 - デジタルサイネージでもAndroid、パナソニックが参入
パナソニックは、Androidベースのアプリケーションプラットフォームを搭載した業務用ディスプレイを開発した。PCやセットトップボックス(STB)などの外部接続機器が不要なデジタルサイネージを主な用途として2015年秋に発売する。 - インバウンド需要対応、タフなデジタルサイネージ
コンテックとミラクル・リナックスが耐環境性に優れたデジタルサイネージプレーヤーを共同開発した。0〜50℃の気温変化に耐え、振動やホコリにも強い。多言語テロップの表示も可能だ。 - LINE自販機をキリンが投入、「LINEは“IoTのリモコン”になりたい」
キリンが“フレーム付き自撮り写真機能”を搭載した自動販売機を展開する。スマホアプリ「LINE」利用者にはLINEで撮影した画像を送ることが可能で、LINEの田端氏は「LINEは“IoTのリモコン”になりたい」と意気込む。 - 「国内最大級」4Kデジタルサイネージ、パナソニックが納入
パナソニックが「国内最大級」(同社)となる、4K対応 98インチの大画面デジタルサイネージを東急田園都市線 渋谷駅に納入した。