LINE自販機をキリンが投入、「LINEは“IoTのリモコン”になりたい」:IoT(1/2 ページ)
キリンが“フレーム付き自撮り写真機能”を搭載した自動販売機を展開する。スマホアプリ「LINE」利用者にはLINEで撮影した画像を送ることが可能で、LINEの田端氏は「LINEは“IoTのリモコン”になりたい」と意気込む。
インテルの開催するソフトウェア開発者向けイベント「インテル・ソフトウェア・デイ 2015」の基調講演に、LINEで法人ビジネスを担当する田端信太郎氏がゲストとして招かれた。田端氏はインテルとの提携を発表しながら「LINEは、IoTのリモコンになりたい」と、同社「LINE ビジネスコネクト」を利用した成長戦略の一端を口にした。
インテルとLINEの提携により、インテルのソフトウェア開発者向けLINE公式アカウントが開設される他、両社はホームオートメーションやデジタルサイネージといったIoTデバイスの開発についても協力していくとしており、その第一弾として、飲料大手のキリンからインテルプロセッサとLINE ビジネスコネクトを利用したインテリジェント自動販売機が販売されることが明かされた。
このインテリジェント自動販売機はキリンビバレッジバリューベンダー、サンデン・リテールシステム、ブイシンクの共同開発によるもので、46型液晶ディスプレイとLTEの通信機能、カメラを搭載しており、購入者をフレーム付き写真として撮影し、LINEで送る機能を持つ。
購入者が画面をタッチして飲料を選び購入すると、写真を撮ってLINEで送る「VENDORPHOT」機能が立ち上がり、撮影後、QRコードが表示される。そのQRコードをスマートフォンのLINEアプリ「友だち追加」から読み込むとキリンのLINE公式アカウントがLINEの「友だち」に追加され、撮影された写真が送られてくる。既に公式アカウントを「友だち」に追加してあれば、QRコード読み込み後にすぐに写真が閲覧できるようになる。
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