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LINE自販機をキリンが投入、「LINEは“IoTのリモコン”になりたい」IoT(2/2 ページ)

キリンが“フレーム付き自撮り写真機能”を搭載した自動販売機を展開する。スマホアプリ「LINE」利用者にはLINEで撮影した画像を送ることが可能で、LINEの田端氏は「LINEは“IoTのリモコン”になりたい」と意気込む。

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 カメラとして「Kinect for Windows」を搭載、これにCore i7のCPUを搭載した産業用PCを組み合わせており、OSにはWindows Embedded 8.1を採用している。自動販売機として考えるとかなりパワフルな構成だが、液晶はデジタルサイネージのほか災害時の情報提供機能(緊急地震速報と津波警報に対応)を持ち、ボタン(アイコン)類の3カ国語対応もなされている。

中央の黒い箱がCore i7搭載の産業用PC
中央の黒い箱がCore i7搭載の産業用PC

 LINEビジネスコネクトはLINEのAPIを企業向けに提供するもので、いわゆる公式アカウントによる1対nのメッセージ送信はこれによって行われている。外部システムとの連携も可能で、今回の自動販売機の例は外部システム連携の一例と言える。

キリンのLINEビジネスコネクト採用例 自動販売機で撮影した画像をLINEで利用者へ送る
キリンのLINEビジネスコネクト採用例 自動販売機で撮影した画像をLINEで利用者へ送る
関西電力のLINEビジネスコネクト採用例。問い合わせ対応の他スマートメーター設置家庭には電気使用量のアラートなどをLINEで送る
関西電力のLINEビジネスコネクト採用例。問い合わせ対応の他スマートメーター設置家庭には電気使用量のアラートなどをLINEで送る

 田端氏は日本国内で5800万人が利用するLINEの普及率を武器に、法人向けに“あらゆるデバイスと会話するためのツールとしてのLINE”を訴求していく考え。

 「LINEは既に多くの方に使って頂いており、インテリジェント自販機などIoTデバイスとのタッチポイントツールとして選択して頂ければ、メールもネイティブアプリのインストールも必要なくスムーズに使ってもらえる」

田端氏はIoT時代のリモコン”を目指す
“IoT時代のリモコン”を目指す

 「コネクティッドカーやスマートテレビ、スマートメーター、インテリジェント自販機など、さまざまなモノ(Things)へのタッチポイントとして利用できる、LINEは“IoT時代のリモコンだ”。コンシューマ向けのゲートウェイとして訴求していきたい」(田端氏)

インテルとLINEの提携を発表する、インテルコーポ-レション 副社長 兼 ソフトウェア&サービス事業本部 GEO 統括責任者のソフィア・チョウ氏
インテルとLINEの提携を発表する、インテルコーポ-レション 副社長 兼 ソフトウェア&サービス事業本部 GEO 統括責任者のソフィア・チョウ氏

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