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インバウンド需要対応、タフなデジタルサイネージ
コンテックとミラクル・リナックスが耐環境性に優れたデジタルサイネージプレーヤーを共同開発した。0〜50℃の気温変化に耐え、振動やホコリにも強い。多言語テロップの表示も可能だ。
コンテックとミラクル・リナックスは2016年2月2日、耐環境性に優れたデジタルサイネージプレーヤーを共同開発、同年2月24日より受注開始すると発表した。ミラクル・リナックスからは「MIRACLE VISUAL STATION DS220」、コンテックからは「デジタルサイネージプレイヤー DS-220」の名称で販売される。
新製品はコンテックの開発した産業用PC「ボックスコンピュータ BX-220」に、ミラクル・リナックスのLinuxベースのデジタルサイネージ向けソフトウェア「Embedded MIRACLE Digital Signage Edition」を搭載したプレーヤー(ディスプレイ別売)。
0〜50℃の周囲温度でも問題なく動作し(無風環境下試験)、ファンおよびスリットを設けない設計であるために防塵性や耐振動性も高い。パッケージにはVESAマウンタや各種ケーブルやメモリカードが脱落しないようにする抜け防止金具も付属する。
CPUはグラフィック機能を内蔵したAtom E3845(1.91GHz)で1080p映像の再生も可能。映像は多言語テロップ表示(混在可)に対応し、付属するコンテンツ管理ソフト「EMPopMaker」を利用することでコンテンツ作成から配信スケジュール設定までも行える。
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