ACCESSのテレビ向けソリューション、インド全域展開のマルチスクリーンサービスで採用:組み込み採用事例
ACCESSは、同社のテレビ向けソリューションが、携帯通信事業者Reliance Jio Infocomm(Jio)がインド全域で展開するマルチスクリーンサービス「Jio Digital Lifestyle」に採用され、実装されたと発表した。
ACCESSは2017年2月24日、同社のテレビ向けソリューションが、インドの携帯通信事業者Reliance Jio Infocomm(Jio)が同国全域で展開するマルチスクリーンサービス「Jio Digital Lifestyle」に採用され、実装されたと発表した。
採用されたのは「ACCESS Twine」と「NetFront Browser」。ACCESS Twineは、同社が海外向けに展開するマルチスクリーンマネジメントソリューションで、実装後すぐに利用できる。自宅や外出先から、高いセキュリティでYouTube、Dropbox、Google Drive、SNSなどのコンテンツにアクセスできる。コンテンツ共有に加え、事業者のコンテンツカタログやユーザー自身のライブラリ構築もできる。
NetFront Browserは、優れたWeb視聴環境をあらゆるデバイス/OS上で提供するブラウザシリーズ。独自エンジン搭載の「NetFront Browser」、ハイパフォーマンスブラウザでWebKitベースの「NetFront Browser NX」、ハイエンド機器向けBlinkベースの「NetFront Browser BE」からなる。
これらを実装することで、Jioはセキュアでシームレスな視聴環境を、クラウドサービスや多種多様なデバイスの画面上で提供する。Jioは、1億人あまりのユーザーに対しサービスの提供を開始している。Jioのユーザーは、セットトップボックス、ホームゲートウェイ、HDMLドングル、Android/iOS/Windowsのスマートフォンやタブレット、Windows/Macコンピュータなど、あらゆるデバイスからサービスを利用できる。
また、友人や家族と「Jio Drive」クラウドサービスに保存されたコンテンツを共有・再生でき、セットトップボックスやAndroid/iOS/Windows OS搭載のデバイスを用いてどこからでもJioのコンテンツカタログへセキュアにアクセスできる。Dropbox、Google Drive、YouTube、SNSなどのコンテンツを「Jio User Interface」経由で視聴することもできる。
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