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パナソニックはIoTでもうけるために樋口氏を呼び戻した製造マネジメント メルマガ 編集後記

復帰すること自体ではなく、復帰して何をするのかが重要です。

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 この記事は、2017年3月7日発行の「製造マネジメント メールマガジン」に掲載されたMONOist/EE Times Japan/EDN Japanの編集担当者による編集後記の転載です。


パナソニックはIoTでもうけるために樋口氏を呼び戻した

パナソニックの専務役員に就任する樋口泰行氏
パナソニックの専務役員に就任する樋口泰行氏。写真は2016年2月の「IoTビジネス共創ラボ」発表時のもの

 2017年2月28日にパナソニックが発表した、同年4月1日付の役員人事が話題を呼んでいます。新たな専務役員として、日本マイクロソフト 執行役員会長を務める樋口泰行氏が就任するというものです。樋口氏は日本マイクロソフトの顧問に就任する予定でしたが、パナソニックへの移籍を受けて、日本マイクロソフトを3月31日付で退職することとなりました。

 報道の多くは「日本マイクロソフトの社長や会長を務めた樋口氏が、かつて勤めていたパナソニックに役員として復帰する異例の人事」という内容が多かったと思います。パナソニックでは、いわゆる“出戻り”が少ない上に、外資系企業の日本法人のトップだった樋口氏を専務役員という重要ポストで招聘(しょうへい)することから「異例人事」という見方になったのかと思います。ちなみに樋口氏は、6月29日に開催される株主総会で代表取締役にも選任される予定です。

 私自身は、樋口氏がパナソニックに復帰したことよりも、樋口氏が担当する業務の方が重要だと考えています。

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