ニュース
幾何公差の教育サービス提供へ向けて、SigmetrixがADMと業務提携:CADニュース
サイバネットシステムは、グループ会社の米Sigmetrixが、幾何公差教育とコンサルティングを専門とする米Advanced Dimensional Managementと業務提携したと発表した。今後、幾何公差の基礎知識とスキルを習得するための教育サービスを提供する。
サイバネットシステムは2017年2月15日、グループ会社の米Sigmetrixが、幾何公差教育とコンサルティングを専門とする米Advanced Dimensional Management(ADM)と業務提携を開始したと発表した。
今回の業務提携でSigmetrixは、幾何公差の基礎知識とスキルを習得するための設計担当者向け教育サービスの提供を開始する。教育サービスの利用者は、幾何公差の専門的知識を学びながらサイバネットシステムの公差マネジメントツール「CETOL 6σ」を使用できる。これにより、製造現場で誤った図面解釈をするリスクがなくなり、設計・製造間の手戻りを削減できるという。また、CETOL 6σを利用することで、製造プロセスの効率化が可能となる。
近年、製造現場の世代交代や製造拠点の海外移転に伴い、企業では幾何公差の知識を持った設計担当者が必要となっている。しかし、これまで大学などの公的教育機関で幾何公差を体系的に学べる場が少なく、設計担当者は実務を通して独学で知識を得ていた。今回の提携は、こうした設計担当者向けの教育サービスを提供するものとなる。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
関連記事
- 3D測定からCAE解析・提案まで一括対応するサービスを開始
サイバネットシステムは、現物の3次元測定、3次元形状データ化、CAE解析までを一括して請け負う「リバースエンジニアリング&CAE解析」サービスを開始した。解析後の結果報告や、最適形状などの提案までまとめて提供する。 - サイバネットが電気CADの販売パートナーをケイデンスからメンターに変更
Mentor Graphics(メンター)は、電気CAD「Xpedition」などを中核とした電子回路基板設計ソリューションを日本国内で販売/サポートするための代理店契約をサイバネットシステムと締結した。 - ADAS開発を設計解析ツールで支援、サイバネットが提案活動を強化
サイバネットシステムは、「オートモーティブワールド2016」において、ADAS(先進運転支援システム)の開発に役立つ各種設計解析ツールを展示した。 - サイバネットシステム、CFRPのRTM解析のための統合システムを開発
RTMは生産性に優れることから、CFRPの成形コスト低減に有利だ。サイバネットシステムがRTM解析に特化した統合システムを開発。 - 半年未満でスマートフォン向けARアプリを開発可能に、カギはプラットフォーム化
国連社は、サイバネットシステムやエルバホールディングスとともにAR(拡張現実)技術を活用したスマートフォン向けアプリを開発し、2016年冬からサービスの提供を開始する。サイバネットシステムのARアプリ向けのプラットフォームによって、開発コストを7〜8割低減するとともに、さまざまな用途のアプリでAR技術を利用しやすくした。