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3D測定からCAE解析・提案まで一括対応するサービスを開始CAEニュース

サイバネットシステムは、現物の3次元測定、3次元形状データ化、CAE解析までを一括して請け負う「リバースエンジニアリング&CAE解析」サービスを開始した。解析後の結果報告や、最適形状などの提案までまとめて提供する。

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 サイバネットシステムは2016年7月29日、現物の3次元測定、3次元形状データ化、CAEによる解析までを一括して請け負う「リバースエンジニアリング&CAE解析」サービスを開始した。数十μ(ミクロン)から小型飛行機程度のサイズまでの工業製品を対象とする。

 リバースエンジニアリングとは、試作品のクレイモデルや、実製品などの形状データを測定し、それを基にCADデータを作成する技術だ。昨今の非接触3次元デジタイザの進歩と相まって、製品開発において欠かせないプロセスとなっている。

 現状では、過去に設計した製品や、製造現場で加工した治工具などの設計データが存在しない場合、3DモデルによるCAE解析は不可能だという。また、直接3次元データを取得するリバースエンジニアリングは、再設計、再デザインの手間を軽減できるが、測定やデータ化にはノウハウが必要なため、これまではハードルの高い技術だった。

 今回開始したサービスは、まず、日本国内の任意の指定場所で現物を3次元測定する。そこから解析条件や目的を考慮して、パラメータを付与した3次元データを作成。そのデータから作成した適切な有限要素モデルを専門家がCAE解析し、結果や最適形状などの改善案を報告するものだ。

 解析結果の報告内容や3次元モデル化については、事前打ち合わせが必要となる。

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現物から3Dモデルを作成し、その解析結果を基に製品性能向上の改良点を導き出した例

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