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「あなたの専門分野は技術開発の主役ではなくなります」と言われたらモノづくり総合版メルマガ 編集後記

「この技術が支えているのに!」という自負が、誰の首も絞めないことを祈ります。

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 この記事は、2017年3月2日発行の「モノづくり総合版 メールマガジン」に掲載されたMONOist/EE Times Japan/EDN Japanの編集担当者による編集後記の転載です。


「あなたの専門分野は技術開発の主役ではなくなります」と言われたら

 先日、本田技術研究所が港区赤坂に新設した研究拠点「HondaイノベーションラボTokyo」に行ってきました。人工知能(AI)技術の開発に注力するための場所です(関連記事:本田技術研究所の新拠点、目指すのは創業時のような「柔軟で機敏な組織」)。

 HondaイノベーションラボTokyoは、赤坂周辺を見渡せるビルの高層階にオフィスがあり、こじゃれたカフェスペース(コーヒーがおいしい)や、柔軟な発想を促すためにさまざまな分野の書籍やマンガを並べた本棚も用意されています。IT企業のオフィスのように見えました。

 当日の会見には、本田技術研究所のアドバイザーに新しく就任するスタンフォード大学 名誉教授のエドワード・ファイゲンバウム氏が出席しました。ホンダが米国に進出した頃からホンダとゆかりがあるのだそうです。

 ファイゲンバウム氏は、CVCCエンジンで高い評価を勝ち取ったホンダが、世界初のカーナビゲーションシステム「エレクトロ・ジャイロケータ」を開発したことを振り返り、「ハードウェアからソフトウェアに踏み出した第一歩だった」と語りました。本田技術研究所がAI研究の新拠点を設けたのも、メカを超えてソフトウェアに向かう必要があると判断したからだといいます。

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