ニュース
「デジタル化、遅れた社内は、紙ってる」――第3回 現場川柳大賞が決定!:FAニュース
オプテックスFAは、2016年10月3日〜12月11日にかけて募集していた「現場川柳」の受賞作品を決定し、発表した。大賞は「デジタル化、遅れた社内は、紙ってる」が受賞した。
産業用センサーメーカーのオプテックス・エフエーは、10月3日が「センサー(1003)の日」であることに掛けた「現場川柳」コンテストを開催しているが2017年1月25日、第3回コンテストの受賞作品を発表した。
オプテックス・エフエーでは、センサーの日に掛け、毎年10月にFA用センサーに関する啓蒙企画を実施。その目玉企画である「現場川柳」とは、モノづくりに関わる製造・開発設計・物流・営業などのあらゆる“現場”にまつわるエピソードを五・七・五で表現したもので、2014年に第1回を開催した。この第1回の開催で、大賞の「最近は、検査も妻も、非接触」など秀逸な作品が集まり恒例となり、2016年度は第3回コンテストが開催されていた。
第3回の応募作品総数は前回の2倍以上となる7187作品となり、社内選考委員とともに、元エンジニア漫画家の見ル野栄司氏を特別選考委員に招き、大賞(1作品)、新設の見ル野賞(1作品)、優秀賞(3作品)、入賞(10作品)を選出した。大賞、優秀賞、見ル野賞に選ばれたのは以下の通り。
大賞「デジタル化、遅れた社内は、紙ってる」
優秀賞「AIは、無いが我が社にゃ、愛がある」
優秀賞「妻怒る、故障の製品、我が社製」
優秀賞「宇宙行く、部品へそっと、指紋付け」
見ル野賞「定年後、再雇用され、テクノロ爺」
その他の入賞作品は以下のようになっている。
- 長男の、出来の悪さは、初期不良(てぬきうどんさん)
- 日本製、汗して造る、外国人(夜明け前さん)
- 赤ボタン、1度は押して、みたくなる(しげぽん118さん)
- 見学の、子供の指摘が、ドリル並み(coniさん)
- 合わぬなら、合うまで測ろう、別ノギス(松庵さん)
- この俺を、センサーだけは、無視しない(さごじょうさん)
- 騒音で、パントマイムが、上手くなる(さんじろうさん)
- 検査機の、電源忘れて、不良ゼロ(土日静寂さん)
- なぜ残る、迷子の部品、君の名は(ひだまりんさん)
- 鉄分は、現場で取れと、妻が言う(じゃずさん)
同社では第3回の応募作品の傾向として「『IoT』や『AI』など、デジタル化による革新が進むものづくりのトレンドをうたった作品が多かった」とコメントしている。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
関連記事
- 「ライバルは、昔同期で、今はロボ」――第2回 現場川柳大賞が決定!
オプテックスFAは、2015年10月3日〜12月13日まで募集していた「現場川柳」の受賞作品を決定し、発表した。 - 「最近は、検査も妻も、非接触」――第1回 現場川柳 大賞が決定!
オプテックスFAは、2014年10月3日〜11月30日まで募集していた「現場川柳」の受賞作品を決定し、発表した。 - 製造現場にまつわる「FA現場川柳」の募集を開始――オプテックスFA
オプテックスFAは、10月3日が「センサーの日」であることを掛け、産業用画像センサーの普及促進のため、製造現場にまつわる「FA現場川柳」の募集を開始した。入賞作品については12月上旬に発表する。 - スマートファクトリーがいよいよ現実解へ、期待される「見える化」の先
ドイツのインダストリー4.0がきっかけとなり関心が高まった、IoTを活用したスマートファクトリー化への動きだが、2017年は現実的成果が期待される1年となりそうだ。既に多くの実証成果が発表されているが、2017年は、実導入ベースでの成功事例が生まれることが期待される。 - 機械は人の仕事を奪わない、“人とロボットがともに働く現場”が拡大へ
2016年は人工知能関連技術が大きな注目を集めて「機械が人間の仕事を奪う」という議論が大いに盛り上がりを見せた。こうした一方で2017年には「現場」において、こうした動きと逆行するように見える「人とロボットが協力して働く世界」が始まりを迎える。