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VRやクラウド、3Dプリンタ、やっぱり新技術に興味津々! そして“あの方”による記事がメカ設計 年間ランキング2016(3/3 ページ)

2016年の締めくくりに、年内に公開したMONOist メカ設計フォーラムの記事ランキング・ベスト10を紹介します。さて、今年の第1位は……?

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マ、マママ……!

 以降は第5位以上の発表です! ちょっと理由あって、いきなり第3位から紹介します。

 こちらは、オリジナルの「カーデザイン(クルマ)」をテーマにした3Dモデリングコンテスト「3Dモデラボ カーデザイン コンテスト 2016」開催記念による記事。オリジナルミニ四駆ボディーを趣味で製作している圓田歩さんと、彼に3D CAD「Fusion 360」をレクチャーしたオートデスクの藤村祐爾さんの対談です。

 圓田さんは普段、印刷会社で企画やクリエイティブディレクションをしているそうで、CADは藤村さんに教わるまで使ったことがなかったそうです。

 圓田さんは「Fabミニ四駆カップ 2015 Spring」の「カルFABクラス」の優勝者なのですが、その賞品が3Dプリンタ……。「CAD使えないとダメじゃん、これ」ということで、藤村さんに「CAD教えて〜!」と泣きついたということでした。そんな状態から3D CADを使いこなすまでになったとか、……素晴らしいですね!

 そして残り4本なのですが……、その全てが、“ママさん設計者”こと、藤崎淳子さんによる記事!(だから3位を先に紹介させていただいたのです)

 藤崎さんは、業界では希少な女性の機械設計者さんです。現在、個人事業で機械設計に携わっていますが、パーソナル加工機メーカー オリジナルマインドの装置設計も担当しています。

 特に2016年4〜11月の間で連載していた『ママさん設計者の「モノづくり放浪記」』が非常によく読まれました。藤崎さんが、日ごろお付き合いのある工場を見学しながら加工技術について詳しく解説してくださいました。第2位には「図面の読み描き超入門」の6回目がランクインしています。

 藤崎さんは機械設計の仕事を始めたのが30代の頃だったといいます。それ以前は、機械商社で営業をしたり、全く違う業種で仕事をしていたりしたそうで、CADや機械設計についても、いわゆる素人だったということです。そんな藤崎さんだからこそ、初心者に寄り添った分かりやすい解説で、たくさんの読者さんの共感を得られたのかもしれませんね。

 そういうわけで、第1位もママさんの記事でした!

 ちなみに、藤崎さんも圓田さんも、素人状態からCADを覚えたというところが共通点。すごい偶然ですね。


 当フォーラムの記事は公開時期にかかわらず、ずっと読んでくださっているものが多いです。開設1、2年の間に公開した記事が、デイリーランキングに入ってくることもよくあります。長い間、読者の皆さまの何らかのお役に立てているということは、担当編集として大変うれしいことです。

 とにかく編集担当が一番大事だと思っているのが、「エンジニアの読者の皆さんが、その情報を必要だと思ってくださること」。とはいえ、担当の力不足故に、読者の皆さまの中にはご不満を感じている方もいるかもしれませんね……。

 でも、これからも頑張って、読者さまや執筆者さまと一緒になって、いろいろなことを考えながら記事を企画していきたいと思っています! ご意見、ご感想など、ぜひ編集部までお寄せくださいませ。

 読者の皆さま、2016年は大変お世話になりました。2017年もMONOistをどうぞよろしくお願い申し上げます。

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