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マツダがなぜガソリンターボ? 三菱自に続きスズキも不正…燃費ってなんだったのオートモーティブ 年間ランキング2016(1/2 ページ)

2016年も自動車に関するさまざまなニュースがありました。1年間で、MONOistのオートモーティブフォーラムで多く読まれた記事を振り返ってみます。2016年に公開した記事の読まれた回数ランキングをご紹介します。

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 2016年も自動車に関するさまざまなニュースがありました。各社の新型車やコンセプトカーからはパワートレインの多様化やデザインの進化が見られました。また、Volkswagen(VW)が電気自動車へシフトする姿勢を明確にした他、トヨタ自動車は全社的に大規模な組織変更を行うなど自動車メーカーの経営戦略にも変化がありました。さらに、ある自動車メーカーが長年にわたって続けてきた不正も明らかになりました。

 そんな1年間で、MONOistのオートモーティブフォーラムで多く読まれた記事を振り返ってみます。2016年に公開した記事の読まれた回数ランキングをご紹介します。

デザイン、安全技術、環境技術……それぞれがトップ3に

クラシックカーのようにカスタマイズされた軽オープンカーの「S660」
クラシックカーのようにカスタマイズされた軽オープンカーの「S660」(クリックして拡大)

 読まれた回数ランキング第1位は、カスタムカーの展示会「東京オートサロン2016」に登場した、かわいいカスタマイズ「『N-ONE』がピックアップトラック、『S660』がクラシックカーに変身」でした。

 この記事で紹介したカスタムカーは、ホンダ純正のカー用品を開発するホンダアクセスのデザイン担当者らがをベース車両を改造したものです。マットな白のボディーカラーと「N-ONE」の丸み、丸目のヘッドランプ、木のパネルを使った荷台によって、軽トラックが温かみのあるデザインに進化しています。また、軽オープンカーの「S660」は、「先進的でシャープなデザインが街やヒトに馴染んでいない」という発案者の見方に基づいて、クラシックカー風のレトロなデザインに仕立てられていました。

富士重工業の「EyeSight(アイサイト)」
富士重工業の「EyeSight(アイサイト)」(クリックして拡大) 出典:富士重工業

 第2位は連載「いまさら聞けない 電装部品入門」から、「『ぶつからない』と言い切ったアイサイトが日本の運転支援システムを変えた」です。

 いまや自動運転に関するニュースを見ない日はない、というほどに開発競争が激しくなりましたが、7年前の2009年まで日本では自動ブレーキが法規制で認められていませんでした。それ以前にも衝突被害を軽減する目的のブレーキ制御技術は実用化されていましたが、完全停止まで車両側で操作することには自動車メーカー各社が消極的だったのです。

 連載では、富士重工業の「EyeSight(アイサイト)」が“ぶつからない”と言い切ったことに端を発して普及してきたさまざまな機能を振り返ります。名称は聞いたことがあっても、具体的な仕組みはよく知らないかも……という方はぜひご一読ください。

 2016年に公開した記事ではありませんが、いまさら聞けない 電装部品入門では、「オルタネータが生み出す電力がなければ自動車は走れない」「大解剖! スターターモーターの仕組み」も根強く読まれています。

新世代ガソリンエンジン「SKYACTIV-G」では初となるターボエンジンを搭載したマツダ「CX-9」
新世代ガソリンエンジン「SKYACTIV-G」では初となるターボエンジンを搭載したマツダ「CX-9」

 第3位は、ガソリンエンジンの過給ダウンサイジングに否定的だったマツダがターボエンジンを投入した理由を解説する「マツダのSKYACTIVターボエンジンは“意味ある”過給ダウンサイジング」でした。

 マツダは北米向けの3列シートSUV「CX-9」に新開発の排気量2.5l(リットル)直噴ターボガソリンエンジン「SKYACTIV-G 2.5T」を搭載しました。新世代ガソリンエンジン「SKYACTIV-G」では初となるターボエンジンです。

 マツダ 常務執行役員で技術研究所・パワートレイン開発・統合制御システム開発担当の人見光夫氏が、先述の新開発ターボエンジンがマツダにとって宗旨替えでないことを説明しました。実用燃費を良くするというSKYACTIVエンジンの方針に反しないターボエンジンの開発経緯をまとめた記事です。

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