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SDメモリーカードの新クラスの規格化とロゴマークを制定:組み込み開発ニュース
SD アソシエーションは、モバイルデバイスにおけるSDメモリーカードの性能を定義した新クラス「アプリケーションパフォーマンスクラス」を規格化し、ロゴマークを制定した「SD仕様5.1」を発表した。
米SD アソシエーションは2016年11月21日(現地時間)、モバイルデバイスにおけるSDメモリーカードの性能を定義した新クラス「アプリケーションパフォーマンスクラス」を規格化し、ロゴマークを制定した「SD仕様5.1」を発表した。
SD仕様5.1は、アプリケーションパフォーマンスクラス1、またはA1を導入している。基本機能の写真、動画、音楽、文書などのデータ保存に加え、SDメモリーカードから直接アプリケーションを実行し、保存ができる。
SDメモリーカードによってはアプリを実行する性能を満たさない可能性があるため、同団体は「A1」と表示するロゴマークを制定した。これにより、SDメモリーカードが同機能を持つかどうかを簡単に識別できる。
A1ロゴマークが表記されているSDメモリーカードは一定の条件で、1500 IOPSのランダム読み出し性能、500 IOPSのランダム書き込み性能、10MB/秒の持続的なシーケンシャルパフォーマンスを保証する。
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