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新たな研究開発拠点となる開発センターを設立:医療機器ニュース
東芝メディカルシステムズは、事業規模の拡大と新規事業領域を開拓するために横浜市に開発センターを設立した。2017年2月に100人規模で稼働する。海外を含む同社の研究開発拠点と連携しながら、コア技術の創出を目指す。
東芝メディカルシステムズは2016年11月16日、横浜開発センター(横浜市鶴見区)を設立し、2017年2月に100人規模で稼働すると発表した。
同センターは、事業規模の拡大と新規事業領域を開拓するために設立された。床面積約2500m2で、超音波診断装置、MRIシステム、検体検査装置の先行技術や要素技術の開発をするとともに、医療機器向けを含む業務用カメラを開発する。
同社には本社をはじめ、アメリカ、イギリス、フランス、中国、インドに研究開発拠点があるが、同センターもそれに加わり、各地の拠点と連携しつつ、コア技術の創出を目指す。また、立地が首都圏であることを活用し、全国の医療機関、パートナー企業など、産学官を含めて連携していく。
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