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医療画像情報システムの開発・販売企業を買収:医療機器ニュース
東芝メディカルシステムズの子会社である米Vital Imagesは、カナダのKaros Healthと株式譲渡契約を締結した。先進の医療データ・マネジメント・ソリューションの展開により、ヘルスケア・インフォマティクス事業の強化を図る。
東芝メディカルシステムズは2016年11月2日、子会社である米Vital ImagesがカナダのKaros Healthと買収を目的とした株式譲渡契約を締結したと発表した。これにより、医療情報の配信・統合・管理・解析といった包括的なソリューションの展開が可能になり、今後、ヘルスケア・インフォマティクス事業の強化を図る。
Vital Imagesは画像診断解析・画像表示ソフトウェアを手掛け、医療画像処理ソフトウェア「Vitrea」などの医療ソリューションを展開する。
一方、Karos Healthは、医療画像情報システムの開発・販売を行っている。医療施設内や複数の医療施設間において、診断画像を中心とした情報を連携するソリューションに強みを持つ。同社のVNA(Vendor Neutral Archive)は、医療施設内のIT設備を稼働したまま小規模から導入ができ、段階的に導入を拡張することも可能だ。
これまで両社は、アメリカおよびヨーロッパで協業してきた実績を持つ。さらに今回の買収により、東芝グループにおけるヘルスケア・インフォマティクス事業の新たな基盤・技術を確保したことになる。同社では今後、世界各地の医療施設に対し、包括的なソリューションの提供が可能になるとしている。
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