モノづくり企業応援サイトでクラウドファンディングプロジェクトを開始:メカ設計ニュース
中外テクノスは、日本のモノづくりを応援するサイト「モノホライズン」にて、第1弾となるクラウドファンディングプロジェクトを開始した。
中外テクノスは2016年10月5日、日本のモノづくりを応援するサイト「モノホライズン」にて、第1弾となるクラウドファンディングプロジェクトを開始した。
モノホライズンは、同社が9月1日にリリースしたWebサイトだ。日本のモノづくりについて「知る・買う・応援する」ことを目的としたもので、下請け体質からの脱却を目指して、国内のモノづくり中小企業の訴求力・販路拡大力・開発力をサポートする。
同サイトでは、全国のモノづくり企業と製品を対象に「モノホライズンレコード」「モノホライズンショップ」「モノホライズンプロジェクト」を展開。モノホライズンレコードでは、モノホライズン運営事務局が企業を取材し、動画で紹介する。モノホライズンショップでは、製品を掲載し直送販売する。モノホライズンプロジェクトでは、企業によるクラウドファンディングプロジェクトを立ち上げる。
中外テクノスによると、モノホライズンプロジェクトは、従来のクラウドファンディングサイトが抱える3つの問題を解決したものだという。まず、費用は運営にかかる5%の手数料のみで、個人の支援者から収益としての手数料は差し引かない。また、目標金額を達成すれば、同サイトショップにて販売を継続できる。さらに、ユーザーがレコード記事とつながることで各企業への理解が深まるとしている。
今回発表された、クラウドファンディングプロジェクトの第1弾は、小中学生と親のためのフリーペーパーを発行する、岩手県のトライアングルカンパニーを支援するプロジェクトだ。
モノホライズンについて、中外テクノスでは会員数を1年以内に1万人、3年以内に年商1億円を目標として掲げている。長期的にはビジネスマッチングや人材採用を支援するなど、総合的なモノづくり中小企業の支援サービスを目指すとしている。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
関連記事
- 町工場発! 面白ガジェットとクラウドファンディング
「iPhoneをカッコよく振り回したいぜ!」という社長の野望!? をかなえる面白ガジェット開発秘話。ニットー 藤沢氏が選択したユニークな開発資金調達の手段とは。 - ソーシャルメディアやクラウドファンディングを活用する
今回は、マイクロモノづくりにおけるソーシャルメディアやクラウドファンディングを使ったコミュニケーションや情報発信、効果について述べる。 - クラウドファンディングから生まれた、名刺サイズのマルチ計測ボード
アールエスコンポーネンツは、スロベニアの計測機器ベンチャー企業レッドピタヤと独占販売代理店契約を締結し、2014年4月28日より、名刺サイズの低価格マルチ計測ボード「Red Pitaya」の販売を開始する。 - クラウドファンディングから生まれた光る靴「Orphe」、ヴィッツのCMに採用
no new folk studioが開発したLEDスマートシューズ「Orphe」がトヨタ自動車「ヴィッツ」のテレビCMに採用された。