演算処理速度が向上した高精度CNCチャッカー機を発売へ:FAニュース
シチズンマシナリーは、高精度CNCチャッカー機「Miyano GN3200」シリーズをモデルチェンジし、2017年4月から販売を開始する。主軸の回転角度制御ができるC軸を標準搭載している。
シチズンマシナリーは2016年10月6日、高精度CNCチャッカー機「Miyano GN3200」シリーズをモデルチェンジし、2017年4月に発売すると発表した。自動車関連部品、医療機器部品、精密機器部品、油空圧機器部品などのワークでの利用を想定している。
モデルチェンジ後の新製品では、最新型NC装置を搭載することで演算処理速度を向上させた。主軸の回転角度制御ができるC軸を、1主軸のGN3200、2主軸のGN3200W共に標準搭載した。プレス・鋳造・鍛造などで加工した素形材を供給・搬出する際の角度指定が可能となり、四角・六角などの異形材にも対応できるようになった。
熱影響の少ない基本構造や、キサゲ師が仕上げたすべりスライドなどは従来のモデルから継承した。減衰性の高いすべりスライドによるシングルスライド構造と潤滑油の吐出制御によって微動追従性に優れ、高精度な位置決めが可能だとしている。
主軸は強制冷却機能付き。ベルトレスにすることで振動を抑え、形状精度を高めている。また、ワークの搬入出については、ロボット、パーツフィーダー、コンベア、ストッカーなどの自動化システムに対応する。
新製品の正面主軸最大加工径は、コレット40mm、パワーチャック45mm、最大加工長は50mm。主軸回転数は最高で8000min-1。所要床面積はGN3200で700×1460mm、GN3200Wで1400×1460mmとなっている。
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