「さくらのIoT Platform」を知り、プロトタイプを試作する(6/7 ページ)
通信モジュールから通信網、データ処理の仕組みまでも一環提供する「さくらのIoT Platform」の詳細を解説。さくらのIoT Platformを利用し、湯温と動作の確認で利用者を見守る「みまもりポット」を試作します。
3. Outgoing Webhook設定(さくらのIoT Platform)
さくらのIoT Platformでの設定は大きく分けて「プロジェクトの作成」「通信モジュールの登録」「連携サービスの作成」の3つが存在します。これらの操作はWebブラウザ経由でのGUI操作だけでなく、APIを利用したコマンドライン操作でも行えます。
今回は「さくらのIoT Platformα コントロールパネル」からGUI操作にて、設定を行います。
- プロジェクトの作成
さくらのIoT Platform α版では、「プロジェクト」という単位に分かれて通信モジュールおよび連携先サービスを管理します。そのため、さくらのIoT Platformのコントロールパネルにログインしたら、まずはプロジェクトを作成します。
プロジェクトが作成されると、通信モジュールの登録と連携サービスの追加が行えるようになります。通信モジュールには一意の「登録用ID」と「登録用パスワード」が設定されており、それらを入力することで登録することができます。
登録されると通信モジュールは該当のプロジェクトにひも付けられ、他のプロジェクトや会員IDでは登録できなくなります。登録用IDと登録用パスワードの登録状況は管理されており、登録すると他のプロジェクトや会員IDでは登録することができなくなります。
- 連携サービス(Outgoing Webhook)の作成
通信モジュールの登録が完了したら、次は連携サービスを作成および設定します。さくらのIoTPlatformから利用できる連携サービスは基本的なもの(Outgoing Webhook、Incoming Webhook、Websocket)だけでなく、今後、各社クラウドサービス等との連携も予定されています。SlackではIncoming Webhookを設定しましたが、さくらのIoT Platformから見るとポットからのデータを変換サーバへ送信することになりますのでOutgoing Webhookを作成します。
構築したサーバの情報に応じて名前(任意)とPayload URLを指定し、作成します。Node.jsが3000番ポートで稼働するため、URLは3000番ポートを指定します。
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