「Excel」による管理からの移行を促進、Arasの帳票データ取り扱い機能:DMS2016
アラスジャパンは、「第27回 設計・製造ソリューション展(DMS2016)」において、PLMソフトウェア「Aras Innovator」の各種機能を紹介した。
アラスジャパンは、「第27回 設計・製造ソリューション展(DMS2016)」(2016年6月22〜24日、東京ビッグサイト)において、PLMソフトウェア「Aras Innovator」の各種機能を紹介した。
Aras Innovatorは、競合他社のPLMソフトウェアがオプションとして展開している機能なども標準でバンドルされていることを特徴としている。「取りあえず使ったり、触ったりしてみることができる」(同社の説明員)という。例えば、2015年12月に発表した新機能である、技術文書の作成や更新に用いる「Technical Documentation」などもだ。
この他、新規採用のきっかけになっているのが、「Excel」ライクに帳票データを扱える機能だ。製造業では、Excelに代表される表計算ソフトで作成した帳票データで管理を行っていることが多い(関連記事:Excelは最強なのか!? 生産計画策定に表計算ソフトを使う製造業は62%)。Excelによる管理から、より効率的に情報共有を行えるPLMによる管理に移行しようとしても、中小の製造業や事業部門ではなかなか踏み切れないのが実情だ。
Aras Innovatorであれば、Excelなどの表計算ソフトの帳票データをインポートすることができる上に、インポートした帳票データを表計算ソフトと同じように扱うことが可能だ。「まずは、帳票データによる管理を従来と同様に行いながら、製造データとの簡単な連携などPLMならではの機能を徐々に組み込んでいってもらい、最終的にPLMによる管理へ移行していただければ」(同社の説明員)としている。
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