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日米ロボットが協力して接客業務、パルコで実験
仙台パルコ2で、米Fellow Robotsのサービスロボット「NAVII」を用いた実証実験。Pepperとの「日米ロボット連携接客」も行われる。
日本ユニシスは同社が取り扱う米Fellow Robotsのサービスロボット「NAVII」(ナビー)の実証実験を仙台パルコ2(宮城県仙台市)にて実施する。実験ではフロア内店舗へ自律走行による誘導や他フロア店舗への案内を行う他、ソフトバンク「Pepper」と連動しての接客も行う。
NAVIIは既に2016年2月〜3月中旬にヤマダ電機 テックランド青葉(神奈川県横浜市)での実証実験を行っており、その際には「来客の質問や要望に応じて、店内を移動しながら目的地まで案内する」「店舗のおすすめ商品について店内を巡るツアー形式で紹介する」などの業務を行ったが、他ロボットと連携しての接客業務は今回が初めてとなる。
ショップや案内施設の紹介など会話で完了する対応はNAVIIとPepperの双方が行い、来客の誘導は自律走行機能を持つNAVIIが担当する。また、ロボット同士の「会話」も実証実験に含まれており、来場者がロボット同士の会話に対してどのような反応を見せるかも確認項目に含まれる。実証実験の期間は2016年7月1日〜31日。
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